なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

誰も気づいていない?

2010-07-23 00:46:59 | Weblog
 宇宙好きとか天文ファンという言い方をすると多少違う気がしますが、毎晩空を眺めている人はいるわけで、新しく星を発見した場合・・・。
 これが凄いですね。
  夜空に見えている星をわかっていて、その中に名前のない星が混じっているのを区別できるのですから。
 私の場合は自転車を走らせていて、足元の植物の名前が全て分かるわけは無くて、むしろ名前と顔が一致する方が少ないでしょう。
 ともあれ、「気がつく」という事では、恐らく発見した本人は相当に興奮するでしょうね。
  「命名権が与えられる」とか「発見者として名前が残る」と言う事の他に「自分しか知らない」と言う気分の良さも有るかも知れません・・・想像でしか無いですが。

 ともかく「もしかしたら誰も気がついていない?」と言うようなことに出会った時は、単に「見た」以上の喜びと言うか秘かな興奮があるようです。
 かなりレベルの低いと言うか、・・・。
  もしかしたら単に話題になっていないだけで、本当は誰もが知っている事かも知れないのに。
 話題に出したら「今頃何を言っているの?」とか「知らなかったの?」とか言われるかも知れないが、開き直って「私が初めて話題とした」みたいに考えるしかないのかもしれない。
 イヤ、実に大した事では無い。
  いつもの公園に沿って大きな道路が走っていて、そこで気がついた。
   50メートルほどの道路で、真ん中が広い植え込みのあるセンター、片側2車線ところどころ右折あるいは左折レーン。
 その外側に緑地があり更に幅の広い歩道と言う形です。
  その歩道わきの緑地部分の植え込みに奇麗に刈り込まれた植物を発見。
 2種類の木で構成されていて、低い部分が船の形に刈り込まれていて舳先とか艫のイメージ。
  中に脊の高い植物が3本立っているので、これが船橋と言うかマストのイメージです。
 見てくれは玩具の船の感じですが、割合良く出来てる。
  こういう刈り込みに気がついたのですが、よく見ると・・・これは50メートルほどの間隔でずっと続いている。
 思わず「確認」のため自転車で走ってしまいました。
  概ね3キロくらい、道の両側にありました。
 車で走ると「船」と擦れ違う形で続いている。
  「新発見」に興奮しましたが、考えてみるとこれを仕上げた植木職人さんたちがいるわけですし、こういう作業を発注した(おそらく)行政の担当部署も有る・・・。
 とすると、それなりにお金がかかっている。
  その割にアピールして居ないと言うか、気がつきにくい作品?。
 
 ともあれ、何人が気がついたのか?
  あるいは通りかかった人のどのくらいの割合で気がつくものなのか?
 考えると面白いと言うか変なものなのかも知れません。
  仮に50メートルおきだとすると片側3キロで60個、それが両側に並んでいる。
 「静かなる 小舟の列が 擦れ違う」・・・どうもいつも以上に出来が悪い。
 童話で鉛の兵隊のイメージで言うと、夜中に船の列が動き出す?
  それとも黙ったままの行列と言えば葬列のイメージか・・・そうなると多少の不気味さも無いわけではない。