なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

下り坂も上り坂も不安だらけ

2010-07-31 00:10:00 | Weblog
 「下り坂 いつか登ると 信じつつ」 これは囲碁で不調な時の心理ですね。
  この勝てない原因が自分の不調なのか、単に自分が弱いだけなのか、あるいは総体的に相手が好調なのか・・・この辺がアマの常としてはっきりしない事が多い。
 ただ普通のスランプ・・・典型的なスランプで言うと、初めに接戦の半目負けで始まったり、あるいは全くの馬鹿なチョンボで始まったりすることが多い。
 こういう時は悔しくて気持ちが「もう一丁」状態なので連戦になることが多いのですが、相手が変わって、先の負けを返してくれるような人の良い敵はいない。
 概ね大スランプ的な泥沼も初めはこんなところから始まる。
 『素人のお楽しみなんだから、そのうち勝てるさ』と自分で自分を慰めるしかないのだけれど、『そのうち勝てる』保障なんて何処にもないのも心の隅で感じ・・・。
  ”明けない夜は無い””止まない雨は無い”とは言いながら、一方でこの道は奈落に続く道ではないかと不安を抱いたり。

 私が若い頃は大先輩の棋力が年とともに変わっていくのを見たような気がしまして・・・弱くなると言うのではないが、鋭さが無くなったり、あるいは案外辛抱良く打てなくなったり・・・。
 さて、自分を振り返ると、嘗て私が先輩に対して抱いた年代に差し掛かって来ている。
  現状維持を目標とするような。
 せいぜい『矍鑠たる、この翁!』・・・三国志だったかな・・・思い出せないですが。
 いや『aizomechou衰えたり!』って打ち取られる夢でうなされるでしょう。

 実生活では平坦の道で躓きそうだし、足腰が弱いので下りの坂道が好きなんですけれど。
  先日の、故郷での贔屓チームのサッカー観戦・・・あそこは大好きなスタジアムなんですが、玉にキズは小高い丘の麓にあること。
 見晴らしが良くて、風通しが良いと言う長所は、小高い場所にある!と言う条件と引き換えなんです。
 それでも、市内からシャトルバスで直行すればスタジアムのすぐ横まで行けるのですが、今回は近くの古刹を回ったためにスタジアムまで歩いて登るはめに。
  確かにこの地方のサッカーのメッカみたいに丘の上にスタジアムが聳えています。
 足腰の弱い+持病持ちの私は必死の苦行(他の人に嗤われないように気をつかいながら)。
 先の苦労は後の楽と言い聞かせ『見上げては 帰りは楽と 言い聞かせ』。
  苦労の甲斐あってか結果が良くて疲れが半減しました・・・その晩は姉の家でぐっすり。