なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

囲碁玉手箱

2008-07-01 17:38:19 | Weblog
 昨日久し振りに自分で部屋の片付けらしきことをしたら、良いこともあった。
  部屋の中が汚れているのではないですが、散らかっている状態です。
 私にとって良い状態は、手を伸ばせばなんにでも届く・・・従って、たいていのものが身の回りにあるわけです。
 しかも他人様から見れば無秩序状態に見えるのですが、何処に何があるか分かっている。
 尤も、ある限界を越えるとコントロールできなくなるので、その時は片付けなどをするのです。
 めったにやらないのですが、これは人任せには出来ない・・・自分でやらないと何が何処にあるかが分からなくなってしまい、まるで他所のうちにいる感じ。
 
 ともかく自分の部屋限定の片付けです。
  それで、ひょんな所から本を発見しました。
 「真囲碁講座シリーズ① 知って得する囲碁玉手箱」アマの知らない52の常識 
  安倍吉輝 2004年
 読んでから押入れにしまいこんであったらしい、、、それにしても随分前に読んだような気がしていましたが、2004年発行だった。
 ところで「アマの知らない52の常識」・・・こんなに知らない事が多いなんて、まるで常識知らずですが、実際には知らないことはそんなものではないですし、知っているつもりでも間違って理解していることもある。
 それは場合によっては知らないより悪いかも知れません。
 冒頭に出てくる定石形は「小目・小ケイマかかり・2間高ハサミ・ハザマをあけて跳ぶ・・・」
 この形は好きです、梶原定石の形が好き・・・但し今回は別の別れが一つ紹介されていたが、すっかり忘れていたから、私には知らなかった形と同じだから、もう一度読み直さなくてはいけ無い。
 ここのところ、読みたい本や読まなくてはいけ無いものがラッシュです。

 ところで、この本の安倍九段のコラムは一箇所、「継続は力なり」という題です
 アマ・プロの差はあり、人それぞれの状況がありますから「継続」も人それぞれでしょうが、ともかく継続は大事ですね。
 私の場合も、継続あればこそ今の「ザル」の位置にいられるのでしょう。
  まさに「継続」の賜物です・・・もっとも「悪しき継続」の可能性もかなり嫌疑濃厚ではあるのですが。
 歌の文句ではないですが「苦しい坂も止まれば下がる・・・」ということで、何かをやっていないと落ち着かない性分です。
 さて玉手箱、もう一つ良いことが書いてありました。
 大意は「嵌め手というと悪いイメージがあるけれど、見方を変えれば機略に富んだ手とも言える。相手が受け損なう可能性もあるし、悪くても五分」そのような意味の話が書いてありました。
 「詐欺的手段ではなくて”機略”なんですよね」
 そう考えると、違って見えてくるような気がします。