ゼレンスキー政権の汚職:230429情報
日本国民の大多数は、「悪魔のロシアと戦うウクライナは『正義』」という構図を描いています。しかし、ウクライナという国家には「汚職」が絶えないのも事実です。
ゼレンスキー大統領は2019年の大統領選挙で当時の現職の大統領に対して汚職対策を公約に掲げて勝利を収め、当選を果たしました。ところがこれまで目立った成果をあげられず、国際的なNGO「トランスペアレンシー・インターナショナル」の汚職撲滅度の順位(2021年)で、ウクライナは180の国と地域のうち122位です。
今年に入っても、インフラ施設を担当する省庁の高官が発電機などの調達をめぐって日本円で5000万円相当の賄賂を受け取っていた疑いで逮捕されました。また国防省の幹部が兵士のために調達する食料の価格を水増ししていたとされる不透明な取引の疑惑が明らかになりました。
さらに大統領府幹部が外国から提供された車を私物化していたとして、また検察幹部も戦時下で成人男性の出国が原則禁止されているのにスペインで休暇をとっていたとして問題視され、それぞれ解任されました。
ただ、ここにきて、ゼレンスキー大統領にも汚職疑惑が浮上していると識者は論じています。以下の記事をご覧ください。
著名調査報道家が暴いたウクライナの汚職の噂とは?
ジャーナリストのシーモア・ハーシュが4月12日に発表した記事によると、ウクライナの大統領ゼレンスキーとその周辺が少なくとも400万ドルを横領した疑惑が浮上しています。
具体的には、戦争に必要なディーゼル油を買うためにアメリカからの資金援助を受けていますが、安いロシア側からディーゼル油を購入し、浮いた予算を着服したとされています。
この情報はCIAから出ているもので、動かぬ証拠が出ているわけではありませんが、横領の疑惑があるということです。
それからもう一つ、シーモア・ハーシュの記事ですごいことが出てきます。
ウクライナ政府の高官が兵器を秘密裏に輸出する企業を作っているという事です。政府高官たちは、西側から供給された兵器をロシアとの戦争に使用するのではなく、世界のアングラ市場に流し、金儲けしているといいます。
これは前から噂されていましたが、政府高官たちが自らの利益のために会社を設立し、組織的に兵器の横流しを行っている可能性があります。
窓口としては、ポーランド、チェコ、ペルシャ湾岸、イスラエル、ケイマン諸島やパナマなどが挙げられています。
このことが真実である場合、大統領や政府の信頼性が揺らぐことになり、戦地で戦う兵士たちの士気が下がることが懸念されます。
以上の記事を見て、以前のブログ『ウクライナ問題と米ロの利害関係』で紹介した、ロシアと深いつながりのある元東大の物理学の先生の言を思い出しました。
ウクライナも今はロシアのお陰で統一されていますが、もともと分裂国家。民間やゴロツキ集団に渡った兵器は、各派の貯蔵に回っています。「秀吉の刀狩」は難しいでしょう。
以前に言及したように、兵器は、6-7割が、内戦用の蓄えと中東に消えているとのこと。ロシアーウクライナ関係よりも、収拾不能な問題になりそうです。
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