あきまさブログ

日々平安なれ

将棋界の一番長い日

2011-03-03 | 日記
昨日は「将棋界の一番長い日」でした。
将棋順位戦のA級の人たちが、羽生名人への挑戦権を懸けて一年間戦ってきて、昨日が最終戦でした。
これを「将棋界の一番長い日」と称します。

挑戦権の闘いは、渡辺竜王と森内九段の二人が六勝二敗で並んでいるからどちらかになる。
二人とも勝ったら両者でプレイオフ。

A級からの陥落争いも厳しい。
三勝五敗の藤井九段、木村八段、三浦八段、丸山九段が勝たなければいけない。
藤井九段は順位が下の方だから勝っても自力では残れない。
他の人が負けなければ残れない。

BS放送で9時半からと4時からと10時半から実況される。
全部見た。

渡辺さんは夕方の時点では「優勢だ」と島九段が解説しているからほっと一息。
解説の島九段はかなり明確に優勢かどうかを言うが、佐藤九段は明言しない。
別に責任を取れとは言わないのに・・・。
しかし、このクラスの人の将棋はそれくらい優劣を決めかねるものなのかも知れない。
佐藤さんは来期からA級復帰が決まっている。

夜半の10時半の開始のときは優勢がはっきりしてくるかと思うが佐藤さんは言わない。
木村さんは受け師なのに積極的に行っているようだ。
藤井さんは相手の高橋さんにポイントを上げられているようだ。
谷川九段、三浦九段戦は二人とも残留決定だけれど、谷川さんは1200勝が懸かっている。

木村さんは投げそう。
席をはずして戻ってきてネクタイをギュッとしてお水を飲んで一礼。
悔しいねー。
藤井さんも投了。
何とか手がないかと秒を読まれながらの苦吟も・・・残念。

渡辺さんはいつの間にか劣勢。
島さんは渡辺さんの負けになると予想。
佐藤さんも、ここで手が考え出されないなら・・・と悲観的。
最後まで粘ったけれど渡辺さん投了。
羽生名人への挑戦はお預け。

森内さんと久保二冠の闘いは森内さん優勢と言われているが久保さんも冷静。
佐藤さんも「こりや分かりませんねー」と久保さんの粘りに敬意を表す。
しかし一時半過ぎでしたか、森内さん勝ち。
森内さんの目には涙か??
いーえ、にじんだようなんです。
今年の羽生名人への挑戦は森内九段に決定。
渡辺さんも昨年末に羽生さんの挑戦を退けて竜王七連覇して好調だったのに残念。
来年こそ名人に挑戦し奪取をして欲しい。

今日のハンゲームは三勝二敗、通算勝率67%。
勝ちきることの難しさを味わっています。
一箇所で気分を良くしても、途中なり終盤なりで逆転を食ってしまうのも実力のうち。
気分が良いと相手を弱く感じて手を抜くことがあるから注意しなければいけない。

今日の写真は愛宕神社とその近所のビルと神社へ登る階段。
今年も行きますか。