中野京子『「怖い絵」で人間を読む』読了。
その「はじめに」に書かれていること。
絵画の正しい鑑賞法は、
一切の予備知識なしで作品と向かい合い自分の感性のみを頼りに色彩、タッチ、雰囲気などを心で味わうように、
と言われるようになりました。
結果、多くの人にとって美術館めぐりは退屈なものになりました。
色や構図や絵筆の使い方にも関心は寄せられますが、そうでない人にとっては感性と好き嫌いのどこが違うのか判然としないし、そもそも判断基準がそこにしかなければ第一印象で気に入った作風の絵ばかり見て飽きるのが関の山です。
19世紀以前の絵は「見て感じる」より「読む」のが先だと思われます。
中略
例えばドガの踊り子の絵。
当時のパリの常識では、バレリーナは下層階級出身の娼婦と変わりない存在でした。
それを知っているのと知らないのではドガの作品の与える印象は180度と言っていいほど違ってくるのではないでしょうか。
と書かれています。
中野さんの著作を何冊か読みましたが、そういうことなんです。
単純にキレイとか、よく書かれているという見方だけでなく、絵の背景を教えてくれるから面白いんです。
今更ながら分かりました。
と言うことですから、今回の本には今までの著作と重なるところもありましたが面白く読みました。
数多くの絵もキレイに印刷されていて結構でした。
今朝、早起きしましたから七時半からのフジテレビ「報道2001」を見ていました。
仙谷官房副長官が出演。
「消費税を上げるより、所得税と法人税を10%アップすればよい。そうすると、それぞれ一兆円増収になるから5年の時限立法で復興復旧を賄うことが出来る。」
これは枝野氏も同じ考えらしいけれど、所得税アップは収入に合わせて負担することになるから納得できる。
但し、法人税アップは、企業が投資に資金を回すのを嫌がるのでは、と懸念する。
何しろ、景気浮揚には法人税の低減が良いと思うから難しい。
今日、洗剤の安売りでお買い物に出たから写真を撮りました。
アジサイ。
これは金鳳花なんでしょうか。
何だか花びらが小さいようですが・・・
その「はじめに」に書かれていること。
絵画の正しい鑑賞法は、
一切の予備知識なしで作品と向かい合い自分の感性のみを頼りに色彩、タッチ、雰囲気などを心で味わうように、
と言われるようになりました。
結果、多くの人にとって美術館めぐりは退屈なものになりました。
色や構図や絵筆の使い方にも関心は寄せられますが、そうでない人にとっては感性と好き嫌いのどこが違うのか判然としないし、そもそも判断基準がそこにしかなければ第一印象で気に入った作風の絵ばかり見て飽きるのが関の山です。
19世紀以前の絵は「見て感じる」より「読む」のが先だと思われます。
中略
例えばドガの踊り子の絵。
当時のパリの常識では、バレリーナは下層階級出身の娼婦と変わりない存在でした。
それを知っているのと知らないのではドガの作品の与える印象は180度と言っていいほど違ってくるのではないでしょうか。
と書かれています。
中野さんの著作を何冊か読みましたが、そういうことなんです。
単純にキレイとか、よく書かれているという見方だけでなく、絵の背景を教えてくれるから面白いんです。
今更ながら分かりました。
と言うことですから、今回の本には今までの著作と重なるところもありましたが面白く読みました。
数多くの絵もキレイに印刷されていて結構でした。
今朝、早起きしましたから七時半からのフジテレビ「報道2001」を見ていました。
仙谷官房副長官が出演。
「消費税を上げるより、所得税と法人税を10%アップすればよい。そうすると、それぞれ一兆円増収になるから5年の時限立法で復興復旧を賄うことが出来る。」
これは枝野氏も同じ考えらしいけれど、所得税アップは収入に合わせて負担することになるから納得できる。
但し、法人税アップは、企業が投資に資金を回すのを嫌がるのでは、と懸念する。
何しろ、景気浮揚には法人税の低減が良いと思うから難しい。
今日、洗剤の安売りでお買い物に出たから写真を撮りました。
アジサイ。
これは金鳳花なんでしょうか。
何だか花びらが小さいようですが・・・