棄民政策となった日本のコロナ対策
コロナ感染症の急速な感染拡大に対し、政府は「重傷者以外
の自宅療養」という政策転換を決めた。流石にこれは無策の
政策と言わざるを得ない。日本はこれまでコロナ対策の基本
は、人権を尊重し国民の生命・健康を第一優先にと政策展開
してきたが、遂に此処に来て「自宅療養」へという方針転換
を行なった。正に棄民政策としてのコロナ対策になった。
そして、今回の爆発的な感染拡大はデルタ株の感染力の強さ
とワクチン効果の減少、オリンピックの強行等で、感染者の
急増、医療崩壊は想定外では済まされない。感染者が増えた
から「自宅療養」というのは、何もしないと等しく対策とは
言えない。
我々国民は、少なくても政府の政策を守り、今では自分自身
で感染予防対策を可能な限り自己管理してきたが、今回のデ
ルタ株による全国的な感染拡大は、正直言って恐怖心と不安
感は大きい。そこへきて、政府の「自宅療養」と云う方針転
換で不安は更に強まった。この国は「国民を見殺しにする政府
の方針転換」となったと言っても過言でないと、私は思って
いる。