完全に安定した人生は存在しない
多くの人は「安定した人生を送りたい」と思っている。
安定した職業を選び、安定した収入を得て、そして安定した老後を送りたいと思う。
しかし、実際のところ完全に安定した人生は存在しない。
自分では安定していると思っても、完全な安定ではないのは、世の中は常に変化しているからです。
「安定したい」とは「変化に影響されない生活」と同じことで、もはや世の中の法則に逆らっている。
世の中の常に変化している状況に影響されない生活など不可能です。
それでも安定を求めると、世の中の変化を否定して生きることになり、成長も向上もなく、必ずだらけてしま
います。
不安定な人生と認識した上で、むしろ不安定を楽しむことです。
人生とは、常に波のある海のようです。
ゆらゆらと揺れる波の動きに合わせて楽しもうと思えば、うまく波に乗れるようになる。
時には、荒波に遭遇したとしても、逆らわずに乗りこなす勇気さえあれば前に進む。
不安定な波に乗ることで、安定しながら前進できる。
これが、不安定な世の中を生き抜く、処世術だと私は思っている。
完全に安定した人生など存在しないのである。
※ ⑤ 2022/1/20 夕方の富士山です。