偏った人口分布と年代別人口構成
昨日、SNSに投稿された地図を見て、ここまで偏ってるとは驚きである。
現在の日本の人口は約1億2千万人で2008年をピークに減少社会に突入した。
(地図を拝借しました)
この地図は人口密度からから割り出して、色付けされた地域の人口の合計が全人口の半数を占めてるというも
のです。
正に、大都市部に集中して地方の過疎化を象徴している地図である。
人口が少ない地方は、住みやすい環境であると言えるが、生産性に於いては残念ながら小さい。
人口分布も大きく分けると、0歳から14歳を年少人口、15歳から64歳を生産年齢人口、65歳以上を老年人口と
いう。また年少人口と老年人口を合わせたものを従属人口という。
つまり、都市部に対して地方部は生産年齢人口が都市部に流出してしまう傾向があるため、過疎化に歯止めが
掛からない。
また、一般に理想的な人口分布はピラミット型と言われてるが、現在の日本はグラフのようにつぼ型である。
このグラフからわかるように、このまま推移すると、あと20年後には逆ピラミット型となり国家としては危機
的な状態と言える。
高齢化の拡大のより従属人口が増え、生産年齢人口が減少する。
よって日本の生産力は低下する。
高齢化率は増え,出生者数も2020年には過去最少の約87万人で人口減少は当然である。
将来の日本を考えると、やはり底辺を増加して安定させることが最優先で、その後生産年齢人口を増加させ
ていくことが必要である。
つまり、少子化対策は将来の日本の存在にまで影響する重要な課題で、社会全体で取り組む必要を強く感じて
いる。
※ ⑨ 2021/11/19 の夕焼けに浮かぶ富士山です。