すぐに検索する癖があると思考力の低下を招く
現代はインターネット社会である。
ネット上に、巨大な集合知識があり、手持ちの端末で調べれば簡単にアクセスでき、
わからないことがあっても検索すれば、殆どがわかってしまう。
インターネットを駆使すれば、大半のことが解かってしまう世の中である。
だからといって、わからないことがあっても、すぐ検索する癖になると、思考力の低下を招く恐れがある。
検索する前に、自分の頭で考えてみることが大切である。
わずかな時間でも、知識と経験の総力で、思考のすべてを集中すれば思考力を鍛える機会になる。
つまり検索する前に、まず自分の頭で考える癖をつけることは「頭を使う機会を作る」ことである。
検索エンジンは便利な道具だからこそ、いっそう慎重な使い方をすることが必要である。
すぐ検索する癖があると、自分の頭で考えることがなくなり、表示された答えを、そのまま信じてしまう状態
になる。
これは考える機会を奪っていることで、一種の機会損失である。
積極的に答えを求めているため能動的に思えるが、実際は受動的な状態である。
便利な時代が、かえって私たちの思考力の低下につながる恐れがある。
検索する前に、まず自分の頭で考えてみる癖をつけることが大切である。
※ ⑦ 2022/2/6 早朝の富士山です。