人の心を動かさない謝罪
ありがとうと感謝の言葉をいうよりも、ごめんさいと謝ることは難しい。
なぜなら自分の過ちを認めなくてはならないからだ。
人間はなかなか自分に非があると思いたがらないものだ。
企業、政治家、行政などの不祥事などの謝罪会見を見ると謝ることの難しさを感じる。
特に企業のトップや政治家となると普段謝ることに慣れてない。
そのせいか、とりあえず謝る、深々と頭を下げ、まずは謝ると言う形だけに感じる。
そもそも、謝罪会見自体が形骸化されて、起こした不祥事についての真の反省と責任の重さを感じない。
原因追及、非に対しての真の謝罪、再発防止についての言及があって初めて誠実さが感じられるはずである。
誠実さのない謝罪は人の心に響かず相手の心に伝わらない。
それはテレビの画面越しであっても明白である。
それは私たちの人間関係でも同じことが言えることである。