次世代を担うZ世代のなりたい職業とは
デジタルネイティブのZ世代(1990年代半ば~2000年代の初め生まれ)は、将来をどのように考え、なりたい
職業とは。
そもそもZ世代とは、既にインターネットが普及していた時代に生まれた、デジタルネイティブと呼ばれる代
代を指す。
そして彼らは、これからの経済を支える中心となっていく世代であり、今後の消費傾向にも大きくな影響を持
つ世代であることは間違いない。
そんな彼らがなりたい職業はというと。
1位 YouTuber (21.9%)
2位 芸能人・モデル (18.9%)
3位 ITエンジニア/プログラマー (17.1%)
4位 アーチスト (13.0%)
5位 公務員 (12.5%)
つまり、インフルエンサー(世間に与える影響力が大きい行動を行う人物) の様な人物の発信する情報を企業
が活用して宣伝するインフルエンサー・マーケティングに魅力を感じているようだ。
そして、より消費行動に影響力を与えるインフルエンサーは、いまや若い世代の間では一般用語となり、れっ
きとした職業として認識されている。
インフルエンサーとしての意味を含む「YouTuber」が人気が高いのも納得できる。
今回の順位から見えるZ世代の職業観は、インフルエンサーと芸能人以外は、どちらかというと保守的な職業
が並んでいる。
つまり個性的で華やかさを求める「刺激志向」と、社会に信頼され堅実さを求める「安定志向」とで両極化し
ている様に窺える。
近年ワークライフバランスの重要性が叫ばれ、労働者の負荷を減らそうという機運が高まっている。
そんな中で、Z世代にとっては余暇の多さよりも個性を発揮し、心を満たす働き方の方が重要だと捉えられて
いる若者が多いようである。