お兄ちゃん日記

2017年9月14日、今日からこのブログでやってみることにします。

民主主義は万能ではない

2022-12-27 04:50:55 | 日記

民主主義は万能ではない

世界の民主主義国は3年前に87カ国、それに対して非民主主義国は92カ国となった。

18年ぶりに非民主主義国が多数派になり、その後も民主主義が勢いを盛り返してはいないばかりか、権威主義

国家の台頭ぶりが目立っている。

日本が民主主義国家になったのは、第2次大戦後1946年ポツダム宣言後。

日本国憲法を制定し民主主義国家への道を歩み始めて76年になる。

よく民主主義を万能だと勘違いして主張しているのに出会う。

「○○から民主主義を取り戻せ!」と、まるで取り戻したら悪政が善政に変わるがごとく吹聴されている。

因みに民主主義とは、人民が国の権力を所有し、それを自ら行使する政治思想または政治体制のことである 。

ここで改めて民主主義に存在する様々な問題点を考えてみる。

民主主義では民意が政治に反映されます。しかし『①民意が必ずしも正しいとは限らない』。

例えば民意が求める「決められる政治」は、民主主義の利点である巧遅を殺し拙速を強いている。

民主主義の利点は「遅くて慎重すぎるほど慎重に物事を進めること」です。

『②民意が移ろいやすい』ことは実感として理解できるだろう。

例えば重要な法案の可否より、スキャンダルにしばしば民意は興味を移し、その結果がどうなろうが民意は責

任を取らない。

『③熟議による合意は空間的・物理的に不可能』。

有権者1億人を抱える我が国が、熟議の上に合意することなど空間的・物理的に不可能です。

「だからこそ議会があるのだ」と言われるが、議会でも熟議による合意はなかなか見られない。

それに何より、熟議など捨てて多数を握ってしまえば簡単です。

こうして多数決至上主義が蔓延り、熟議による合意など夢のまた夢です。

過程に熟議があろうとなかろうと、民主主義では多数決が最終決定です。

しかし多数派が正しいとは限らない。

多数者の専政は民主主義の大きな問題点の一つです。

民主主義が民意に依るのは、賢明な市民を前提条件としているからです。

教育を受けて高い知的水準にある民衆は賢明であり、政治において悪い選択をしないはずだと考えらてきた。

悲しいかな、民主主義には民意に逆らう仕組みがない。

民意が選べば独裁制も選んでしまうのが民主主義です。

こういった民主主義の根本的な問題点の解決策は、市民が賢明であることです。

独裁者が賢明であれば、独裁制だって善良な政治ができる。

民主主義は存外、欠点や問題点の多い制度です。

日本では「民主主義=絶対善」と考えられることも多いが、全くそんなことはない。

しかし、民主主義の利点も多く例えば「①革命にも血が流れない」「②民意が正しいこともある」「③自分た

ちで責任が取れる」など。

はじめから民主主義を妄信せず正しく認識することが大切だと私は思う。


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宝くじの購入思考の変化は格差社会の産物

2022-12-26 05:01:03 | 日記

宝くじの購入思考の変化は格差社会の産物



宝くじの醍醐味は何と言っても一攫千金、しかし宝くじを買っても1等に当選する確率は極めて低い。

しかし、くじを買わなければ絶対に当選しない。

そして、くじを買うというより、1等に当せんする夢を買っている人が多いのかもしれない。

買う枚数も様々で、くじを1枚だけ買って1等当せんの夢を楽しむ人。

10枚や20枚など毎回決まった枚数を買う人。

中には、1,000枚、2,000枚といった単位で買うツワモノもいるようだ。

今回の「年末ジャンボ」は前後賞合わせて賞金額は10億円で、2,0000万枚が1ユニットとして発売された。

つまり、1等の当選確率は2,000万分の1である。

近年は、宝くじの売上げは減少傾向で、現在はピーク時の3割も減少している。

そこで「格差社会」との関係だが、以前にも書いたが現在の日本社会の抱える大きな問題が、格差の拡大と固

定化である。

一部の富裕層と生活困窮者層との所得格差は拡大傾向が固定化されてきている。

宝くじは一攫千金を夢見る富裕層意外の人達にとっては射幸心を煽られ、その手段として買われてるように

思う。

今や、夢を買うというより、貧困からの脱出の手段の一つとして考えてる人が多くなってるような気がする。

一方、売上げが減少してる原因の一つに、夢を買う余裕すらない人が堅実志向になっている。

「どうせ当たらないものにお金を掛けるような無駄はできない」という考えに変わってきたのかもしれない。

今や、宝くじで夢を買う楽しみというより、射幸心を煽られ、その手段として買うか、堅実的に買わないかの

どちらかのような気がする。

そう考えると「宝くじの購入思考の変化は格差社会が齎した産物」なのかもしれないと思うのだが。


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人間は区切りのいい数字が好き

2022-12-25 04:15:07 | 日記
人間は区切りのいい数字が好き

 

人間には「区切りのいい数字が好き」という傾向がある。

区切りのいい数字は、シンプルで覚えやすい。

友人と待ち合わせの時間を決める時も、普通に区切りのいい時間にする。

まさか7時56分と決める人はいなくて8時にするだろう。

そこで、きりのいい数字の持つ力を逆手に取る方法がある。

商売における数字も、区切りのいい数字にする方が売り上げは伸びる傾向がある。

例えば自販機に、まったく同じコーヒーが、98円と100円という値段で売られていた場合があるとしよう。

結果は100円のコーヒーの方が圧倒的に売上が多い。

100円より98円のほうが2円だけ安いが「100」という数字がスッキリしていいと思うのが人間の心理である。

したがって、2円高いにも拘らず100という区切りのいい方を選んでしまう。

値段が高いほうが売れてしまうというこの不思議さ、これこそ数字の面白いところである。

このように人間の心裡を突いた商売方法は、様々な業種で適用されている。

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自己満足型ブログ

2022-12-24 04:57:41 | 日記

自己満足型ブログ

 

画像の持つ魅力と言うか説得力には感銘を受けるものがある。

私は、幸運にも大好きな富士山を毎日のように見ることができる環境に住んでいる。

そして一昨年の元旦から富士山の画像とブログのタイトルとURLをFBに投稿している。

単にFBの友達にその美しさを見て欲しいだけで、ついでにブログに目を通して貰えればと思っている。

私がブログの読者に配慮するのは、わかり易さと読み易さの2点だけである。

つまり、投稿したブログについて読者がどのように感じるかは、わからないので関心はない。

まして、私が投稿した内容によっては正解であるとは限らず、そんな時も責任を感じることはない。

一人一人の読者がどう捉え感じるかは読者次第で、私が関知することではない。

ただ、私のブログを読んで、考えるキッカケになったとしたら嬉しいとは思っている。

ブログは思いついたテーマに、想いや考えてることを自分らしく素直に表現して晒すだけです。

私はブログ本体のコメント欄を閉じている。

読者が私のブログを読んで、共感や反論や質問を書いて戴いても、答えようがないからである。

FBではコメントを書けるようにしてるが、殆どの方は画像を見に来てくれてるので、ブログに対するコメント

は少ない。

私はブログを書いて世の中に晒した時点で、その時の自分の表現が全て完結している。

それが、私の自己満足型ブログです。


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両親の最期を看取ることができなかった私

2022-12-23 05:02:28 | 日記

両親の最期を看取ることができなかった私

 

私の父は48歳で出張先で脳卒中で急死した、私が13歳の時で死後3日目にして父に会えた。

当時の父は単身赴任や出張が多かったので、亡くなったと聞かされた時は子供の私には、直ぐには現実を受け

入れることができずにいたことを覚えている。

父との思い出は10年ほどだったが、とても子煩悩でよく遊んでくれた事とバイクの後に私を載せるのが好きな

父だった。

母は3年前92歳で札幌の病院で息を引き取った、私はその時には既にこちら(神奈川)に来ていて看取ること

はできなかった。

私がこちらに来る時は、施設に入っていて認知症が徐々に進行して私を認識することもできなくなっていた。

そんな母を姉に託してこちらに来た事は、なんて親不孝な息子だったと今でも後悔している。

きっと母は、頭では私のことを忘れてしまったが心では傍にいて欲しかったに違いない。

92歳まで生きた母の終期は幸せだっただろうかと思うと胸が痛む。

父の遺骨は故郷のお寺の納骨堂に預かって貰っていたが、こちらに来る前にお墓を建て納骨してきた。

そして母を納骨し53年ぶりに夫婦を再会させることができたのが、唯一の親孝行かもしれない。

しかし、病弱の母を残して一人こちらに来たことは死ぬまで私の心のしこりとして消えることはないだろう。


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