自分の内面と向き合うことは辛い作業である
人は生きて行くうえで、あらゆる場面で目的が必要となる。
あらゆる場面で目的を考えると聞くと、難しそうに聞こえるが、常に目的を考えてから行動している。
例えば、目的もなく電車に乗る人はいない、目的地が先にあってこそ、行き先がわかり乗る電車が決まる。
しかし、人生では目的もなく行動して生きている人がたくさんいる。
人生も、目的が先にあって向かう方向、必要な仕事が見えてくる。
真剣に人生と向き合うためには、まず目的を考える作業は必要である。
仕事をする目的について考えると「お金が欲しいから」という理由になっている場合が多い。
そういう人ほど、週末だけが生きがいになってしまう。
やりたい仕事ではなく、とりあえず稼ぎのいい仕事を基準にアルバイトをしている自分に気づく。
そこで「こんな人生でいいのか」と考える、これが自分と向き合うことである。
なぜ、やりたい仕事が見つからないのか、その原因は何かを考えると心の内面に空虚感があることに気づく。
更に「心の空虚感ができた原因は何か」を考える。
それこそが、自分の内面と向き合っているということである。
本来、自分を真剣に見つめることは辛い作業で、思っても見なかった本当の自分が見えてくることもある。
目的を考える時に、自分にとって納得できる目的を考える作業が、自分の内面と向き合うということである。