あきらの稽古日誌~合唱、日本舞踊、ETC

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FBC(富士ベートーベンコーラス)~気持ちを込めた練習

2016-11-30 09:02:00 | 日記
風邪が流行っています。
昨夜は、劇団「チャレンジャー」の修善寺一泊旅行から帰って一息ついてからFBCの練習に駆け付けました。
福島先生と鈴木団長は、風邪のため欠席でした。
定刻をかなり過ぎたころピアノの杉山先生が来られました。
ところが顔色が悪くマスクをされて、とても具合が悪そうです。
マスクを外した先生、かすれる声で
「今日はお休みしようかと思いましたが、公演がもうすぐなので…
せめて声出しだけでもしっかりやっておきたいです…
今日は細かい指導はできませんが…
全曲を通して歌って見ましょう…
途中、休憩をとるかもしれませんが…
なんとか…」

それを聞いて団員の心がギュ~っと一つになりました。
4.Wie lieblich deine Wohnungen が終わったところで一休み
それから「…あと2曲…やりましょう…」と始めましたが、何と最後の 7. Selig sind die Toten まで歌い切りました。
途中いくつか破綻がありましたが、この日の合唱はとてもいい出来だったと思います。
杉山先生、どうもありがとうございました。

「ドイツレクイエム」、感動のフィナーレ


FBC(富士ベートーベンコーラス)の公演

2016-11-23 15:52:28 | 日記
FBCの定期公演が来年1月開催されます。

日 時:平成29年1月22日(日)午後2時開演
場 所:富士市ロゼシアター小ホール
演奏曲:高田三郎「啄木短歌集」
    ブラームス「ドイツ・レクイエム」
指 揮:福島彰恭
ピアノ:杉山倍美、小沢さち

「啄木短歌集」は、石川啄木の短歌をしみじみと唄います。
「ドイツレクイエム」は荘厳で美しい曲です。
言葉はドイツ語、演奏時間は1時間ちょっと、途中で眠くなるかもしれません。
後半にソプラノのきれいなソロがあります。
今回、伴奏はピアノの連弾、いつも練習でお世話になる杉山先生が初めて定期演奏会の舞台に上がります。

練習は仕上げの段階に入っていますが、まだまだ福島先生の厳しいダメが入ります。
でも、いつも本番に強いFBC、きっといい演奏会になると思います。


キャスト変更

2016-11-16 08:14:33 | 日記
今日は、劇団「チャレンジャー」で(私にとって)重大な変更がありました。
次回公演「ら・ら・ら」の役が「伸彦」から「筑紫」に変わりました。
変更の理由は、劇団の“家庭の事情”です。
劇団「チャレンジャー」は男優が現在事実上二人で、客演を探していましたが不調となり、キャストの再検討が必要となりました。
そこでセリフの多い「筑紫」の役が私に、比較的出番の少ない「伸彦」はデレクターがやることに変更されました。

さて、私の新しい役「筑紫」の人物像;
定年退職した男、合唱サークルのメンバー。
「東大出」とか「元大蔵省の役人」とか「吉永小百合似の奥さん」とかいろいろ嘘の自己紹介をしていました。
それがばれそうになってさらに嘘を重ねますが、結局ばれてしまいます。
でもサークルのみんなの励ましで、等身大の自分で合唱サークルに残ることになります。
「筑紫」の役柄は、見栄っ張り、でも気の良い男です。

稽古が終わって帰り際、劇団代表のMさんに「新しい台本もらえますか、色々書きこんじゃってあるので…」といったら「そうだよね、役が変わったら新しいの要るよね、ウン、あげる」と車の後部ドアを開けて出してくれました。
「急に役が変わって大変だね」とMさんの顔に書いてありました。
Mさんは、普段、結構”上から目線”(失礼)ですが本当に芝居が好き、チャレンジャー好きなんだと思いました。


「伸彦」のキャラクター造り

2016-11-13 16:23:06 | 日記
劇団チャレンジャー次回公演の「ら・ら・ら」の本読みが進んでいます。
場面は、
合唱サークルのメンバーは、いつもリーダーの「響子」の家に集まって練習します。
練習後のおしゃべり、会話の中にメンバーそれぞれの家庭の事情や個性が現れます。
皆が帰った後、いよいよ響子の夫「伸彦」が登場して夫婦二人の会話になります。

伸彦は、最近定年になって一日中家にいる生活が始まりました。
放漫にならないように、自分なりの有意義な新しい生活スタイルを模索しています。
が、響子が合唱に熱を入れて外向きに活動するのが気に入りません。
せっかく自分も自由な時間を持てるようになったのだから、もっと夫婦で快適な生活を築きたいと言うのですが…
それは自分の面倒をもっと見てほしいという、妻から見るとかなり身勝手な態度になって現れます。

私の「伸彦」に対するディレクターのコメント;
自分の好きなペースで生きることに対する情熱をもっと出す。
ここ一幕一場の最後で登場してきた伸彦に対する観客の「違和感」を醸成するように、響子との考え方の違いを顕著に、傍から見たら変人に見えるくらいに。

「伸彦」は独断的ですが、かなり情熱的に自分の主張を語る男ですね。

文化の日の舞踊鑑賞

2016-11-04 11:27:38 | 日記
昨日は泉裕紀先生が出演された文化庁芸術祭参加公演を国立劇場(小劇場)で鑑賞しました。
三年前にこの芸術祭で舞踊部門優秀賞を受賞した“たまゆうの会”(花柳珠絃さんと泉裕紀先生)、今年の演目「峠の万才」は特に感動的でした。

「峠の万才」のストーリー;
江戸時代、正月に町々を祝って歩く「万歳」は、三河の国から来た太夫が、日本橋に立つ「才造市」で気の合う才造を選び、松の内を共に稼いだものです。この舞踊は、松の内も終わり三河へ帰る太夫を才造が峠まで見送って来て、来春また逢えることを念じて酒を汲み交わし、三河万歳の一くさりを舞った後、名残を惜しみつつ別れて行くという趣向の曲です。(出典:ネットの記事)

大柄なゆうき先生の「太夫」と小柄な珠絃さんの「才造」、風貌・態度・衣装からして鮮やかな対比です。
チョコマカと動き回って太夫に気遣いを見せる才造、大きな態度ながら、才造への別れの情がふとにじみ出る太夫。
舞踊ですからほとんどセリフはありませんが、言葉ではなく舞の所作の中に雄弁な詩情が現れて見事でした。
帰りのタクシー乗り場で「チャレンジャー」のYさんに会ったら、彼女も余韻の涙目でした。

写真はUチューブ、市山松翁(太夫)、市山松十郎(才造)による「峠の万才」