あきらの稽古日誌~合唱、日本舞踊、ETC

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演劇集団は夏休みに

2016-06-30 08:40:34 | 日記
劇団「チャレンジャー」は、28日の稽古を終えて7,8月の長い夏休みに入りました。
最終日の稽古は、狂言「濯ぎ川」の立ち稽古です。
この狂言は、シテ(亭主)、アドの(女房)と(姑)の3人が登場します。
24日に舞踊家のI先生が稽古場に来られて、狂言らしいセリフ回し、所作の指導をして下さいました。
それをベースに最終日は、団員が3人ずつ組になって交代で稽古をしました。

私の演じる「亭主」は、日ごろ妻・姑にコケにされていますが、ある時彼女たちの弱みに付け込んで、一瞬、優位に立ちます。
が、結局は女房の剣幕に負けて元の木阿弥…
この「亭主」は本当に女房を恐れているのか、それともいじめられながらもその状況を楽しんでいるのか、二通りの解釈があるようですが私は後者の方が好みですね。

9月にこの狂言を上演する予定があり、私たちの組が出場することになりました。
夏休みの間にかなりの自主練が必要になると思います。

輪投げ大会

2016-06-23 18:40:39 | 日記
日吉寿会(地元の老人会)は昨日、全員で市内の輪投げ大会に参加しました。
わがチームは、この日までに3回の集中練習をして参加しました。
会場の富士川体育館は、市内でも一番立派な体育館です。
この日の「悠容クラブ輪投げ大会」、参加者は300人以上でした。
チームは一組6人、順番に一人7個の輪を投げて4m離れたピンを狙います。
ピンは正方形に3本×3本並んでいて、ピンにはそれぞれ1~9の数字がついている。
輪が掛かったピンの数字を全部足したものがその人の得点になる。
これを6回繰り返してチーム6人の総得点がチームの得点になります。
わが吉原寿会チームの得点は321点でした。
優勝チームの得点は644点、2位も600点超え、この2チームは県大会に出場資格があるとのことでした。
1位のチームは、会員が百名以上で毎週稽古をしているそうです。(納得です)
さて、日吉寿会の次のイベントは、7月2日の演芸大会のフラダンスです。
半年間の練習の成果を、優雅に微笑み一杯で披露しましょう。

大会風景


口角を上げてしゃべる

2016-06-15 05:24:58 | 日記
早いもので、「高齢者演劇集団チャレンジャー」の“歴史的な”公演から1カ月経ちました。
今回の公演は、「素人劇団ではありえないほどの高みに昇った」と(一部では)評価されたのですが、反省点もありました。
お客様のアンケートで「セリフが聞こえない、声は聞こえるが何を言っているか分からない」というご意見が、相当数あったことです。
6月から始まった稽古では、「客席に良く通るセリフ」を重点目標に取り上げています。
良く通る声を出すためには、膝を緩めて胸を張り顎を引いて足の指を開いてしっかり地面を掴み、丹田に力を入れて口角を上げて…
このあたり、私はFBC(合唱団・富士ベートーベンコーラス)の練習で準備体操として毎回やっているので得意なはずなのですが「鼬」では、まだまだだったようです。
劇団では6月から狂言「濯ぎ川」を取り上げて稽古に入っていますが、これも発声法の訓練にとても良いと思います。
しっかり取り組みましょう。

狂言「濯ぎ川」 (シテ[男]/2代目・茂山千之丞、アド[妻]/13代目・茂山千五郎)

劇団チャレンジャーの今後

2016-06-08 11:23:35 | 日記
昨日のミーティングでは、劇団の今後の方向についてフリートーキングが行われました。

ディレクターのお話;
先日の第10回記念公演「鼬」で、素人劇団としては最高のレベルに到達したと思う。
スリーキャストのチームが、三つともそれぞれの特色が生きて、いずれも素晴らしい出来であった。
関係者の感想を聞いても、まさにアマチュア劇団としては突出したレベルにまで行ったように感じられる。
年齢的にもモチベーション的にも、もうこれ以上を望むことは出来ないのではないかと思うほどである。
一般に演劇集団は、世間的に見ても大体10年が一区切りである。
当劇団としても、そろそろ次の新たな体制を考えたい。
今回のようなスリーキャストのハードな体制を今後も続けるのは無理か。
全員が舞台に上がることを条件とせず、演目によって出演者を選抜するか。
また、活動時間を夜間に移して、仕事を持つ若手の役者が参加できるようにするか。
夜間活動案は、現在、劇団の男性の役者が極端に少ないという問題を解決することができる。
演目についても、自分たちの芸を磨くことを重点にするか、それともお客様の希望を優先するか、方向性を考えなければならない。

そのあと、劇団員から色々発言がありましたが、ディレクターの意見に抗するような特別な意見はありませんでした。

私の意見;
演目によって自分が舞台に上がれないことがあるのは、やはり寂しいです。
(でも、幸か不幸か、男性役者が少ないので、男性だけは“毎回出演”は変わらないみたいです。)
私としては、ディレクターにたたかれながら、仲間と協力して一生懸命努力する稽古の過程にこそ醍醐味を感じます。
ですから、「わがババ…」でも「バンク・バン・レッスン」でも今回の「鼬」でも取り組む気持ちは私の中では特に変わりません。(私には「演劇」が分かっていない?)
幸い体は動くので、出演できる場を頂ければありがたいと思います。
演目については、お客様のご要望に沿うものが良いと思います。

「鼬」の「おとり」(左)と「おかじ」(この絵は「おかじ」役のSさんの作品、絵も一級品ですね)

心づくしのおもてなし

2016-06-01 22:24:31 | 日記
久し振りに妻のお茶室情報です。
妻の茶道も、ますます上質の味わいを深めてきたように感じました。

以下、妻のメールより;
日曜日には、先日名古屋の茶室にお招き頂いた「表千家のYご夫妻」をお招きしました。
お二人だから簡単にとは思ったのですが、結構頑張って準備しました。
奥様が子供の頃、清水に住んでいたとお聞きしていたので、棗は浜松の図蒔絵を使いました。
それから、富士山が大好きとの事だったので、富士宮焼きそば横丁で買った富士山せんべいを干菓子に。
ご主人は、山中温泉の加賀蒔絵の工房と縁があるとお聞きしていたので、たまたま以前その工房で私が漆器の絵付け体験をした香合を使いました。
どちらも私が説明する前に、こちらの趣向に気づいてくれました。
これぞ、お茶の醍醐味ですね。
それから「破竹」のお弁当をお出ししました。
「破竹」、普通の筍が終わった今頃ニョキニョキ出てくる細い竹です。
孟宗竹は土から出たらダメだけど、コレは50センチも伸びても柔らかい。
だから節ごとに切って(竹のおちょこみたいに)薄味で煮て食べられる器にしたんです。
筍とイカの木の芽和えを入れました。
(こんなの料理屋でも、なかなかお目にかかれませんよ。)
実は、この「破竹」、モカ(愛犬)が昨日の散歩で、いつもより遠回りした時に病院の坂道で偶然発見!!!
これが欲しかったのよ!モカ、エライ!!!
というわけで、太めのを2本を収穫してきました。

(追伸)
今日、Yご夫妻から丁寧な巻物の礼状が届きました。
細かに茶会を振り返って、お褒めいただいた中で「愛犬と共に近くの山で採られた竹の子のお料理、まさに「ビックリポン」、おいしかったです、一生忘れられないことでしょう」 と、筆でしたためられた丁寧な礼状、疲れも吹っ飛びました。


「お菓子は、モカとの散歩で朝露がきれいだったので「朝の露」と名付けました。」(これも妻の手作りです)