きのうの稽古では、役を演じていて、初めて泣けたんです。
台詞:「聞いたえ・・・(マ)みな去(い)んでしもた。うちとばあやと二人きり・・・。(マ)淋しいなあ。」
ディレクターは、上の(マ)の箇所に思い切り、間を空けることを指示。
間をとっているうちに、何か自分の心の中に、ジワ~っと感情が膨らみ、本当に涙が浮かんできました。
ディレクターの「間をとって」は、観客の感情を呼ぶための仕掛けだと思ったのですが、思いがけず自分の中に変化が起きていました。
そして、ディレクターの次の言葉が、グッときました。
「役者の心に、役の心が乗り移って勝手に動き出す。が、役者の心には、一段高い所にもう一つの意識があり、これが、ほとばしる感情を制御し、演技全体のバランスをとる。これが本当の役者だ。」(ちょっと、うろ覚えで、ディレクターの言葉通りでないかもしれません)
私にもちょっとだけ、役者のうしろ姿が見えたというところですか。
台詞:「聞いたえ・・・(マ)みな去(い)んでしもた。うちとばあやと二人きり・・・。(マ)淋しいなあ。」
ディレクターは、上の(マ)の箇所に思い切り、間を空けることを指示。
間をとっているうちに、何か自分の心の中に、ジワ~っと感情が膨らみ、本当に涙が浮かんできました。
ディレクターの「間をとって」は、観客の感情を呼ぶための仕掛けだと思ったのですが、思いがけず自分の中に変化が起きていました。
そして、ディレクターの次の言葉が、グッときました。
「役者の心に、役の心が乗り移って勝手に動き出す。が、役者の心には、一段高い所にもう一つの意識があり、これが、ほとばしる感情を制御し、演技全体のバランスをとる。これが本当の役者だ。」(ちょっと、うろ覚えで、ディレクターの言葉通りでないかもしれません)
私にもちょっとだけ、役者のうしろ姿が見えたというところですか。