あきらの稽古日誌~合唱、日本舞踊、ETC

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FBC・コーラスの稽古

2015-05-27 08:21:58 | 日記
昨日は、FBC(富士ベートーベンコーラス)の稽古がありました。
もう十年も F先生の指導を受けていますが、いまだに発声や音程についてダメが出ます。
F先生の目指すコーラスと私たちのレベルがあまりにもかけ離れている感じです。
歌う前に毎回行う発声を改善するための独特の体操も、私は正直、「これって本当に役に立つの?」、いまだにピンときません。
先生は、「もう十年もやっているのに…」と言われますが、十年やってむしろ、団の実力はかなり劣化してきたのかもしれません。
そういえば創団のころは、若い人や熱意のみなぎる人達が大勢いたように思う。
先生の目指すコーラスは、毎回練習に真面目に出ていれば、いつか上達するというような簡単なものではありません。
石は磨いても、宝石にはならない?そう言ってしまえばお終いですが・・・。
本当に先生に申し訳ない気分で一杯になります。
先生が何も言わなくなったら終り、せめてこれからも変わらずダメが続いてくれることを願うばかりです。
さあ、先生推薦の442Hz音叉を手に取って、その澄んだ音に耳を澄ませてみましょう。

足柄峠へ

2015-05-24 06:26:47 | 日記
[チャレンジャー]の公演が終わってほっと一息、薫風に誘われて山の方へ。
今、日舞で稽古中の「山姥」のイメージを求めて足柄峠に行きました。
踊りや歌舞伎で出てくる「山姥」は、「八重桐」という名の遊女で童謡にも歌われる「足柄山の金太郎」の母という事になっています。

さて、朝9時半、薄曇り、JR足柄駅到着、さっそく集落の中の道を登り始める。
最初のポイントは、不動の滝:源頼光が金太郎(のちに頼光四天王の一人、坂田金時となる)に初めて会ったところとの説明があります。
それから面白い民話の伝わる池や昔、過酷な山道で倒れた人を追悼したという苔むした馬頭観音、歌舞伎に出てくる「虎御前」(曽我十郎の愛人)が座って曽我兄弟の仇討成就を祈ったという大きな石などを通って足柄峠に到着しました。
ここにあるお城は、後北条氏の出城で、秀吉の小田原攻めで落城したといいます。
はるかな歴史をおもいつつ、城跡の明るいお花畑の中でおにぎりをほおばる。
帰りは別ルートで、「遊女の滝」へ。
「遊女・八重桐」は、夢の中で赤龍と結ばれ、この滝で生まれてくる子供(金太郎)の健康を祈願しました。
里に下りると、田んぼにはオタマジャクシ、カエルの声も聞こえました。
駿河小山駅到着、歩数24,000歩。

遊女の滝は、登山道から階段状の急な小道を5分ほど澤に下ったところにあります。誰もいない、幽玄な雰囲気です。

富士公演終わる

2015-05-18 05:01:31 | 日記
劇団「チャレンジャー」の今年の公演が昨日で全て終わりました。
去年、私は公演当日に股関節痛が勃発して松葉杖で楽屋入りしました。
そんなことがあって、今年は公演前は、日々のウオーキングを一万歩以下に抑えるなど、少し気を使いました。
それが効いたのか、今年は、良い状態で公演に臨むことができました。
いよいよ本番。
プロローグ、Wさん、ちょっと緊張気味かな。(私は舞台裏で出番を待っている)
次に銀行員3人の登場、うん、ちょっと過熱気味かな。
そしていよいよ私「支店長」の登場。
「これはコメディなんだから、あまり一生懸命セリフを言わない」というディレクターの指示をイメージして・・・
しばらくして舞台の袖を見ると、次に登場するOさんたちが「声が小さい!」とサインを送ってくれている。
エッ、そうですか?ともかく少しボリュームを上げる。
私の声が小さいと感じたのは、その前の銀行員たちが声を張りすぎているためじゃないの。
それに袖で聞くと低音の男性の声は、聞き取りにくいんじゃないの、客席には十分届いていると思うよ。
そんなことを思いながら・・・
ともかく舞台上は暑い。
私は汗だくで、顔はもちろん、背中から汗が流れ落ちるのがわかります。
でも、Sさん、NさんそれにKさんたち、顔に汗が見えない。
エッ、やっぱり私は汗っかきなんだ。
演技の進行は、かなりスムーズ、でもみんなちょっと顔が固いな。
コメディなんだから、にこやかに・・・と思う。
でも、Mさんの動き、切れが良くてすばらしい。
Nさん、持ち前の陽気でおちゃめな感じ、よくでていてかわいい。
Saさん、ちょっと硬いかな、でも、後半の「私の娘」必死さが出ていてよかった。
強盗のSiさん、ほんとにいつもよどみない正確な演技、感心します。でもちょっと痩せたみたい。
Oさんはともかくいうことなし、支店長は、ほんとに「Oさん大好き!」これは演技だか本心だかわからない。
Kさん、本当に稽古熱心、頭がおかしくなるほどの熱心な稽古が大きな実をつけていましたよ。
あと、強盗のWさん、ともかくびっくりするほどのオーバーな死に方がすばらしい。この人は状況をガラリと変える力を持っています。
支店長は、適当にプロンプを「活用」しながらも、結構いい感じ(だと思う)。
でも、ここ笑いどころと思う箇所で、笑いの来ない場面がいくつかある。
う~ん、どうみても上品な支店長(わたしのこと)が、いきなりずっこけてもお客さんはついていけないのかなあ。
いやいや、やっぱり演技が不十分なんですよ、そう、絶対こっちが正解ですね。
最後は支店長の見せ場、かっこよく、演じている喜びがあふれでるように、真剣さがどこか滑稽さにつながる、そんな感じをイメージして・・・
ともかく気持ちよく楽しく演じられました。
最後、荘重なクラシック音楽がながれ、出演者が直立でフリーズ、一人ずつスポットが当たっていく。
ここは、「やったー」って感じで、ほんとに幸せ、お客様ありがとう、スタッフの皆様ありがとう。

今日のブログ、ちょっと乱雑になりました。
これも解放感ですね。

今日明日は富士公演

2015-05-16 05:54:38 | 日記
昨日は、私たちBチーム(17日公演)のゲネプロがありました。
かなりよい仕上がりだという実感があります。
ディレクターから「劇の構造を理解して、それをよく表現できている。ここまで来るとは、想像以上だ。」と評価を頂きました。
確かに、見事な舞台セット、洗練された音響、感度のいいお客様(昨日は、スタッフや関係者の人たちでしたが)の笑い声があると、役者もどんどんノッテきます。
もっとも、ノッテくる状態になるには、役者も稽古で積み重ねた十分なスキルがあることが大前提です。
本番ではハプニングが付き物、何があるかわかりません。
十分慎重に、ポテンシャルを高めて、そして本番では大いにハジケましょう。
今日は、Aチームの舞台です。
そして明日17日(日)は、ロゼシアターで午後1時半開場、お待ちしています。

私の体重管理:去年の10月とそして現在、公演日にはいつも体重が落ちます。

まだまだ続く演出の進化

2015-05-13 08:09:03 | 日記
富士宮のアンケートを私はまだ見ていませんが、大体当初予想したような反響のようです。
今回、チャレンジャーの公演には珍しく高校生のお客様がかなり来てくれました。
今回の演目「バンク・バン・レッスン」は、高校演劇では超有名なのです。
それで、若者は結構笑ってくれたのですが、常連の高齢者のお客様は・・・
うちの妻は、観たあと「よくわからない、どこが面白いの?」という反応でした。
私が劇の構造、笑いのポイントなどを後付けで説明すると、
「そうですか、レッスン なんだから、それぞれの役を急に振られて困惑しながらの演技なんですね。
娘、息子、と言われてその現実に困惑しているようにとらえてしまって、
劇の主題に入って行けてなかった……… 思えば超おバカな観客です。」と。
昨日は、富士公演に向けて通常の稽古が行われました。
本来なら本番に向けて、「通し稽古で演技の確認」というところですが、昨日はさらなる笑いを追求して新しい演技が加わるなど、まだまだ「進化中」です。
「強盗1」役のSさん、防犯訓練をする劇中劇では「強盗1」ですが、劇中では銀行の「警備員」なのです。
それで、ディレクターの注文は、劇中劇の「強盗1」と、すに戻った「警備員」の演技・人格を使い分けろ、というのですが。
ここまで来て、ややこしい注文・・・Sさん、たいへんですね、がんばってね。

公演が近づくロゼシアターの前の公園バラ(ちょっとややこしい)