あきらの稽古日誌~合唱、日本舞踊、ETC

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立ち稽古始まる

2015-10-28 06:47:28 | 日記
「鼬(いたち)」の立ち稽古が始まりました。
デレクターの指導方針は、これまでと変わったように思います。
つまり:
ずいぶん経験を積んできたのだから、これからは手取り足取り指導しなくても、各人が自分で考えてやれ!と

久し振りのディレクター語録:
・みんな勉強してきていないなあ。稽古場に来れば何とかなると思ってるのか!少しは進歩を見せてほしい!
・これまでの芝居は、掛け合いセリフでそれなりの場面は作れたが、この芝居は今迄のより何倍も密度が濃くて、彫が深い。セリフの裏に色々な“想い”が絡み合っている。そういうのが出てこないと、単に威勢のいいセリフが空回りしているだけになってしまう。
・この芝居は、すごくむつかしいんだ!でも…それだからこそ劇団十周年の到達点として、私はこの芝居を取り上げた。この芝居の稽古に耐えられるように、しっかり考えて来てほしい。各自、自分の壁を乗り越えて来てほしい。

今回の芝居に対するディレクターの意気込みが伝わってきます。
みんな、まだセリフが十分入っていないので・・・これからよくなると思うのですが
いやいや、もっともっと真剣に取り組まなくては・・・

旧家、万三郎の家で債権者たちの財産ブンドリ合戦。
伊勢金(中央)が選んでおいた程度の良い畳を山影(右端)が無断で先に持って行った。
伊勢金「喜平さ、こんなのおらが決めた畳でねえだぞ。」
喜平 「…そうかし…」
伊勢金「そうかしって何だ!お前がきめたでねえのか!」
左端は債権者の一人「古町」、炉端にいるのは旧家のお婆「おかじ」

文化祭にコントで出演しました

2015-10-26 06:42:41 | 日記
劇団では、秋晴れの日曜日、私の住んでいる地区の文化祭に高齢者啓蒙コントを二つ、私の出る「床下工事」ともう一つ、「デート商法」を上演しました。
小学校の体育館の特設ステージ、お客様は目当ての演目(太鼓、踊り、合唱、手品、ブラバンなど多彩)や抽選会を選択して、あるいはぶらっと様子を見に自由に会場に出入りします。
つまりステージはストリートパフォーマンス状態で、いかにお客様に振り向いてもらえるか勝負なのです。
このようなステージでは、出来るだけハイテンション、オーバーアクション、大きな声でクリアなセリフを心がけて・・・
例年、空席が多く動きが激しい客席、今年はじっくり落ち着いて観てくださるお客様が多かったように思います。
ただ、笑いをとることまではできず、やはりむつかしいステージで、もっと芸を磨かないと通用しないように思いました。
「床下工事」のコンビ、MaさんとMuさん、大抽選会まで残ってくれて、なんと3人とも当たりが出ました、よかった。
Maさんがドリンクの段ボールひと箱、Muさんは¥2,000相当の買いもの券、私はバスクリンでした。
来年も出られるといいな。

ひろ~い体育館のステージ、臨場感を出すのが大変・・・

踊りの稽古

2015-10-23 09:07:50 | 日記
昨日の稽古で進んだのは、次の太字の部分:
♪ 送りましょうか 送られましょうか せめてあの町の角までも
♪ 花が蝶々か 蝶々が花か 来てはチラチラ 迷わせる
♪ 目出度、目出度の若松様よ 枝も栄えて葉も繁る
♪ この家 座敷は 目出度い座敷 鶴と亀とが 舞い遊ぶ

完璧に予習してきたと思っても、先生はその先のコメントをたくさんタ~クサン用意していて、ボロボロにされます。
それでも先生、「ずいぶん呑み込みが早くなったネ」と言ってくれます。

終わってTさんの病院へ。
五、六人集まって、なんかミーティング中だったので、午後出直しました。
午後、行ったら部屋にいません。
同室の人が「洗濯に行ったよ」というので3Fに上がると、Tさんちょうど帰ってくるところでした。
28日に退院するそうです。
そのことで、ケアハウスの人に来てもらって、病院の人とでミーティングしたのだそうです。
脚の具合は、ちょっと後戻りして、今はまた杖なしでは歩けない状態と。
でも、病院にいても長期戦になりそうなので帰ろうと決断したそうです。(Tさんらしい)
今日の稽古の”報告”をして、小ぶりの芋羊羹とフワフワのケーキを貰って帰ってきました。
来週は、ケアハウスに押しかけて踊り、見てもらおうかな。

古民家を訪ねる

2015-10-19 22:23:12 | 日記
よく晴れた日曜日、妻と、うちから車で15分くらいの「日本民家園」(川崎市)に出かけました。
チャレンジャー次回公演の「鼬(いたち)」の舞台セットが東北地方の「曲がり屋」になるので、その雰囲気を嗅いでみようと・・・。
何十年ぶりで訪れた民家園は、今も多くの入場者を集めていました。
20戸以上もある古民家見学コースの最後、奥まったところに「南部の曲がり屋」がありました。
部屋数の多さ、太い柱、黒光りした板の間、厩の広さなど民家園の中でも最上級の建物のように思いました。
奥座敷は床の間付きで唯一の畳の間で、広さは25畳あります。
「鼬」では、債権者の「伊勢金のおかみ」と「山影先生」がそれぞれ借金の代償として、万三郎家の座敷の畳をそれぞれ十二枚ずつ剥ぎ取っていくのですが、ちょうどこれに見合う畳の数です。
歩き疲れて坐った古民家の庭先に置かれたベンチで、妻が「ほら、音がする」と教えてくれたのは、周りの林の中でドングリが落ちる音「ピシ!」、また一つ「ピシ!」
目をつぶると、
おとり「生れ故郷ってよく言ったもんだなァ、三ぶ!」
万三郎「そだ、小母、村を離れて見ねえ人には解んねえだぞ、この気持ちは・・・。」

曲がり屋の台所から奥の厩の方を見る、竹ひごで編んだ”馬”の顔が見えます。




「鼬」のキャスト

2015-10-10 11:51:35 | 日記
劇団「チャレンジャー」の稽古は、順調に進んでいます。
9日は、次回公演「鼬」(いたち)の最終の本読みが行われ来週からは、いよいよ立ち稽古になります。
さて、ここにきてかなり重要なキャスト変更がディレクターから発表されました。
主役の「おとり」は、これまではOさん一人になっていましたが、Yさんがダブルキャストで入ることになりました。
決まってみれば、みんなが納得できる順当なキャストに落着いて感じがします。
Yさんは、前回公演を故障欠場したので、ディレクターも少し迷われたみたいです。

今、私の心残りは、Yさんが演じる予定になっていた「おかじ」が幻になってしまったことです。
先週の本読みで、Yさんが演じた「おかじ」で、私はまさにトリハダが立つ思いがしました。
債権者どもに徹底的に、家屋敷までむしり取られた旧家の老婆「おかじ」(私が演じる「万三郎」の母親)の最後の“アガキ”が、しびれるような真に迫る演技だったのです。
私のICレコーダーに残っているこの名演は、レアものとして大事にとっておきましょう。