高校へ通う通学路だった時から書いてあるから、もう十数年も前から同じ場所に書いてあることになる。
今でも時々車で通りかかる度、目に付く看板
たしかどこかのお寺の名前が横に書いてあったようだから、お寺の看板なのかな?
「子供叱るなきた道だ 年寄り笑うな行く道だ 思いやりこそ生きる道」
一枚の看板に大きな文字で一字づつ、結構な距離で看板にそう書かれている
最初はそんなに気にならなかったけど、それが度々頭に思い浮かぶようになったのはいつ頃からだろう?
来た道と行く道
来た道はよく分かる。体験したから
でも私には行く道を理解は出来るが実感はまだ出来ない
話に聞くとそうなんだろうなとは思うけど、直ぐに疲れるし、歩くのも遅いし、話も大きな声じゃなきゃ聞こえなかったり、見える範囲が狭かったり
自分が出来ることを人が出来ないのを見ていると、ついイライラしたりする。
でもそれは自分も同じことだ。
イライラされる事だってある。
私は食べるのも遅いし、突然疲れ始めることもあるし
イライラされている時っていうのは、特に言葉で嫌味を言われることがなくても、その雰囲気で大体分かるもんだね。
とても嫌な感じだ。
思いやりこそ人の道っていう意味が、要約分かるようになってきた。
単に表面上で優しく接すればいいっていうもんじゃないね(^_^)
それに今の私は患者と呼ばれているけど、行く道が長くなると、健康でも今の私よりもずっと過負荷な生活をしているんだよね。
ただその名称が、病気から老化に変わっちゃうだけでさ
思いやりこそ生きる道
ごもっとも