青空に白い月

ゆったりゆるりと生きましょ~よ

病気と結婚と離婚

2008-01-26 23:14:34 | シェーグレン日記

結婚してから膠原病の診断をされた私の知り合い、ちょっと前に関節痛で動くのも大変な状態で車の助手席に乗っていて、隣で奥さんが運転しているのを見かけた。

先日たまたま仕事の出先で行き会い、奥さんも元気ですか?と尋ねたら、

「あー、俺いま離婚してバツイチになった」

そう答えた顔に暗さは感じられなかったけど、聞いた私もちょっと悲しい気持ちになった。

よく一緒に出かけていたし、仕事もきちんとしている人だから、性格的なものでも生活面でもなく、原因は病気だろうということが容易に想像できたからだ。

私は一度も結婚していない。

別に難病を抱えてしまったからという訳ではなく、ずっと前から原因不明の入退院を繰り返している自分に抵抗があり、そこに追い討ちをかけるように体調が悪化してシェーグレン症候群の診断が下り、繰り返すのが偶然ではなく、これからも起こり得ることを知った。

それは親戚にも知れ渡り、今まで、「そろそろ嫁をもらわなければいけない」ような事をよく言われていたのが嘘のように消えた。

でも気持ち的にはその方が楽だ。

前に飲みに行ったとき、言われたことがあった。

誰かが「紹介してやってよ」みたいな事を言ったら、別の人が「いいよ」と言った後、「保険に入れる人なら大丈夫」と冗談で言っていた。

誰も私の病気なんて知らないから、そんな言葉も出る。

冗談は嘘だから冗談になるけど、本当の事は冗談にならないってこういうことを言うのだろう。

結婚前に病気が発覚することと、結婚直後に病気が発覚すること

どちらがマシか時々考えてみたりするけど、そんなのにどっちがマシもないだろうという結論に達するのは、その人が自分と相手に対してどう考えるのかによって大きく違うから。

でももっと辛いケースがあった

結婚して病気が発覚して離婚すること

誰が責められるべきでもないが、お互いに自分自身を責めることになるだろう。

人の理想は軽いが、現実はとても重い

コメント (2)
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