”今年こそやってみようと思う事は、来年も同じ事を思っている”
”今年こそ絶対に実行しようと思っていることは、絶対に実行しない”
この方程式はきっと成り立つ。
多くの人が証明していることだろう。
これには絶対的な失敗要素が含まれている
「今年こそ」という事は、過去に複数回失敗している
去年出来なかったことならば、「今年こそ」ではなく、「今年は」でいい筈だ。
複数回失敗しているからこそ、「今年こそ」が適用される。
更にはこの場合、「絶対に」というのも全く信憑性が感じられない。
絶対に実行しようという時点で、それはやりたいことであり、やらなくてはいけないことではない。
「絶対に」と付いた時点で、「実行しよう」という言葉は本来成り立たない。
絶対というのは他に比較するものがあってはいけないから、「実行しよう」だと、しないかもしれないという含みがあり、言葉として存在しない。この場合「実行する」でなくてはいけない。
以上を踏まえて言葉を置き換えるとこうなる。
”過去に何年も出来ないでいたけど、やってみようかなぁ”
全くやる気が感じられない。
でも上の言葉とこれは同じことだ。
そもそも絶対にやる事柄は決心なんてしない。
今から実行に移すか、せめて計画、準備、構想等、用意は出来ていなくてはいけない。
増して複数回失敗している事なのだから、それが当然だろう。
今年こそ禁煙、今年こそダイエット、今年こそスポーツジムへ
そう思っていたら、この方程式は成立してしまう。