私が時々作るなんちゃって料理
家で作って食べると結構美味しいですが、でもこれが店で買ってきた物だったらどうだろう?と考えると、多分買わない。
美味しいことは美味しいんですよ、ただし売り物ではないことを前提にして
そうなんですよね、この”ただし”っていうのが付く時は、決まって訳ありなんですよね。
そう考えるとどうでしょう。
人っていうのは、食べる場所、作る人、値段
それらの事を比較して食べ物の旨さを判断していることになる。
もしも一般人が一流レストランや旅行にでも行って、夕食のメインに普通の鳥の唐揚げが出てきたら、多分こう思う
”せっかく来たんだから普段食べられないようなものが食べたかったのに”
それは決して美味しくないわけではないのに、状況がその場に合っていないだけで美味しく無いように感じてしまう。
例え高い鶏肉でも、ただの唐揚げだと居酒屋メニューと変わらない
でもこれが昼の定食という前提だった場合はどうでしょ
美味しい美味しいと言って喜んで食べるでしょうね。
どう?なにか感じませんか
食べる前から食べることの準備が始まってるんですよ。
お金を払って食べる=プロが作った料理を食べる
こういう垣根がもう脳に確実な想像として出来上がっているんですね。
だから、温泉旅行にでも行って料理が満足いく物でなければ、その垣根も高い分、がっかり度も大きい
朝食べて美味しいものが、夜食べると美味しく感じなかったり、高級食材を朝にドーンと出されてもピンと来なかったり、想像により、食べる前から食べる準備は始まっているんです。
だから”なんちゃって料理”とか”慣れない人が作る料理”っていうのは、それ相応を予測して食べるからそれなりに美味しく感じる。
だからそんな人が大見得切って人に料理を振舞うと、それはラーメン屋さんでカップラーメン食べるような感覚と似てる
でもそういうのは、食べ物に限ったことではないから
やっぱり人は素直でなきゃいけないね