『昭和30年代・40年代の足立区』という本が昨年11月に出版された。
しかしこの本をAmazonで検索してみるともうすでに中古のみでの販売であるかのようにも思える表示になっている。
昔の足立区の写真が満載であるかのような情報にだまされてこの本を手にとってみるといきなり近藤やよい足立区長の大きな顔写真やインタビューに度肝を抜かれる。
他にも足立区内のえらいさんのインタビューなどがあって、ようするにあまりネタはないにもかかわらず無理やり本をつくって出版したというのが見え見えのひどい本だ。
そこに掲載されている写真を見てみると足立区立郷土博物館に所蔵されているものもあるらしい。
多くの学術図書などと同じようにまったく必要性のない本を無理やり出版してトイレットペーパーにすべき貴重な資源を無駄にしているという印象が強いが、足立区立郷土博物館というのも行ったことはないがひどい税金の無駄である。
なぜ無駄だと言えるかというと、マスコミの「脚光」を浴びるその他大勢の無駄な博物館と同じようにこれもまた交通の便の悪いところにあるということなどがあるが、何よりも驚くのはこの博物館がなんと昨年の夏から今年の春にかけて(平成20年8月25日から平成21年3月14日)「休館中」であるということだ。
半年以上も休館中ってどう考えてもおかしな話で、しかも「展示室の改修」であるからなおさらこの長い休館は不思議である。
職員はその間も給料が払われているとしたらこれまた納税者をバカにするにもほどがあるのではないか。
とにもかくにもこんなものはまったく必要がない。即刻廃館にすべきである。
近藤足立区長がへらへら笑顔であんな本に出て足立区の昔話をしているのはよほどひまと言うか、つける薬がないとしか言いようがない。
足立区立郷土博物館の改修工事にいったいいくらかかるかなど情報を知りたいと思うが、政治家でもマスコミでも誰でもいいからこういう足立区の異常なまでの税金どぶ捨て事業を糾弾してほしいものだ。
ちなみに足立区には西新井というところにギャラクシティというガラクタみたいなこれまた税金の無駄な施設があってその中の一部は閉鎖されているらしいからまったくとんでもない話である。
それ以外にも足立区総合スポーツセンターなどとんでもない無駄な施設が足立区には数限りなく存在し、スポーツ施設だけでもなんと37もある。
足立区は日本の無駄な公共事業の象徴であるとさえいえるだろう。恐ろしい限りである。