今年も早いものであと一ヶ月を切った。民主党政権は課題山積というより全課題先送りでこの年を終えようとしているようだが、マニフェストに明記されたことをめぐってこれだけのどたばたを演じ、報道ステーションはじめ朝日グループ総出でマニフェストは全部はやらなくていい、と勝手に決めているのはどういうことなのか。
もうこれで日本の国は完全に終わってしまったと言っても過言ではないと思うのだが、それにしても今日一色清が言っていた「環境と矛盾する政策はマニフェストに書いてあることでもやらなくていい」と決めつけたのは一体どういうことなのだろうか。
一色は民主党のマニフェストをきちんと読んだのだろうか。一色はcop15で突然二酸化炭素削減の話が出てきたかのように国民をだましているが、国民を馬鹿にするにもほどがある。二酸化炭素削減の話は昨日今日出てきた話ではなく、民主党のマニフェストにも削減数値目標がきっちり書かれている。
もし、優先順位をつけるとしたら明らかに暫定税率廃止や高速道路の無料化の方が優先すべきであることは火を見るよりも明らかだ。
だいたいにおいて二酸化炭素削減率などというものはマニフェストに書いてあろうがなんだろうが実行できるかどうかはきわめてあやしいものであろう。それを目指すために立法府が出来るはずの法改正などを行わないなどとなればこれはマニフェストどころではない、完全な政治空白、国会議員というより単なる脱税犯の詐欺集団に税金が払われているということになる。
一色はもしそういうことを言うのであれば民主党のマニフェストに矛盾があると言うことを選挙期間中に言うべきだった。一色や朝日は民主党のマニフェストに関して財源の問題があることは指摘したと思うが、「マニフェストは実行しなくていい」とは一言も言っていなかったはずだ。
山崎と猪瀬の対談の時に一色がいたかどうかは記憶にないがいずれにせよ選挙期間中であれなんであれ古館にしてもあれだけ環境、環境、ゴア、ゴアとわめき続けたのだから民主党の政策の中に環境重視とは矛盾する部分があると思うなら選挙期間中にでもそう言うべきではなかったのか。
そんなことは選挙期間中にはまったく言わずして今さら環境のために高速道路無料化を遅らせろなどとよく言えたものだ。だいたいこれでは民主党がマニフェストで二酸化炭素削減の数値目標をあげていなかったかのような報道で全くの虚偽を流したことになる。
報道ステーションでも民主党でももうとにかく全部やってること言ってることはうそだらけでたらめだらけで最近はニュースも見ないようにしているが、沖縄の基地の問題では一体古館はじめ報道ステーションは一体どういう意見をお持ちなのか。
普天間の人たちの気持ちがどうこういうのであればなぜ報道ステーションは辺野古沖移設での決着がなされようとしていた時点で大反対キャンぺーンをぶち上げ、珊瑚環境破壊映像を流しまくったのか。
民主党が年内決着先送りでアメリカが怒るかもしれないと一色は言ったが、年内決着が出来ないように辺野古反対、反対でぶち壊したのはほかならぬ報道ステーションではないか。
一体報道ステーションは自分たちが珊瑚壊滅映像をどれだけ流したか全く記憶にないのだろうか。むろん朝日新聞は珊瑚に自分で名前を書いて報道した文字通りの自作自演を行った過去があるがそれと同じこと、いやそれ以上に全くひどいことをやっている。
松岡修造がボクシングの平仲とかいう元世界チャンピオンの環境ビジネスをとりあげたのにしても赤土が出て大変な環境破壊だからそれを緑化するんだということで要するに辺野古移設反対のキャンペーンそのものではないか。
ようするに報道ステーションや朝日グループ全体は社民党のように県外移設というよりグアム移転という普天間基地の国外移転しか主張してはいけないはずなのに今日の報道ステーションを見ると、まるで連立を解消されると参議院で過半数が得られないという小沢の考えていることをその無批判に玉音放送してしまっている。
まるで社民党がわがままを言って民主党を困らせ浮いているみたいだ。もうこの国はめちゃくちゃだ。グアム移転とか出来るなら全く苦労はしない。横田も三沢も全部国外移転してくれといえばいいだけの話だ。
せっかく決まりかけた辺野古の話をぶち壊して民主党が態度を決められないなどと批判する資格は朝日や報道ステーションにはない。
そもそも何であれ報道する資格はない。すべてめちゃくちゃなことをでたらめに主張してこの国をぶち壊している古館をはじめ朝日グループにはあきれるばかりだ。