気楽に♪

ゆったりと自然体で、気楽に過す私流・・・  (無断転用禁・著作は放棄せず)

柳田國男 村と学童

2012年09月30日 14時05分52秒 | 私の本だな
秋です。
秋の真っただ中です。

台風が襲ってくるから秋ではなく
私が本棚の本をあさり始めると「秋」なんです。

おかしいものですね~。
人の体には「体内時計」が有るそうですが
「体内季節時計」も存在してるんですね。



本棚にずっと置いたままの
柳田國男「村と学童」初版本です。



昭和20年 定価参円です。

柳田國男と言えば「遠野物語」
でも、彼は実に沢山本を書いています。

この「村と学童」は疎開した子供達が「本」が無くて
とても大変な事を聞き、ただ本を集めて送るのではなく
疎開して「今までと違った暮らし、風土」に接しているのだから
それをしっかり「学習」する為の「ノウハウ本」と言いますか
案内本と言いますか…

なので、実に内容は多彩です。

これが小学5~6年生を対象にした本とは?!
当時の子供たちは「大変優秀な頭」の持ち主ばかりだった!と
この本を読むにつけ思います。



各地の住宅の建築のノウハウまで書いてあり
萱葺と草葺(藁葺)の見分け方まで…
そしてもっと奥深く、屋根の変遷から
当時の民家の様式がどんどん薄れ、近代的な建物に変貌していく憂いと
何故そうなってしまうのか?!まで、簡便に書いてあります。

民俗学の中にずっと浸り、全国を歩き回っていた彼の
心の中までもが見えてきます。

いつの時代も、「変わりゆく今」を憂いつつ暮らしていくのですね~。

ともあれ、初版本ですから読み難いし
旧文字使いにも四苦八苦。

けれど、秋の夜長にはもってこいです。

段ボールにしまったまま、物置に入ったままの本も
引っ張り出したくなる季節。

物を考え、静かなひと時に浸れるこの季節って良いですね~~。

そうそう、我が家にあった「古い絵画」
一関博物館に数点「寄託」していますし
民俗資料に必要な「箪笥など」は、リアスアーク美術館に寄託。

そして、この本は遠野博物館で必要とあれば寄託しようかと考えてる所です。

さて、午前中まで台風が襲って来るなんて信じられない位
静かで晴れていたのに、今は、黒雲が押し寄せ
不穏な時を過ごす恐怖がひたひたと押し寄せてくる感じです。

何事もなく、無事過ぎますように。



今朝の富士は、頭隠してました。



やっと満開になってきた道端の彼岸花



そして季節外れに咲いたアジサイ。

今朝の散歩は、秋の彩に埋もれていたのに
台風一過、どんな風になってしまうんでしょう??

本の買い込み

2010年02月06日 16時32分35秒 | 私の本だな


自分のしたい事探しで買いました。
押し花の本ですが…
う~~ん、したい事とは違うかも。



友人に感化されて買ったのが「星野富弘」
今日読みました。

友人が言ってたこと分かる気が…
で・・・またまた注文しました。

「山の花」はまた別の筆致ですが
素朴な山の花の良さが伝わってきます。

あともう1冊「野鳥の本」を注文しました。
これは写真集です。
今までは図鑑ばかりでしたので、
違う角度から野鳥を撮った写真も見たかったからです。

私の本棚は、本が増えに増え
ついにはみ出したものが・・・。

読むために買っても、性に合わないとかあるんですよね…
特に小説。
性に合わないというか、肌に合わないというか・・・

そんな本が締め出しになっています。

本棚に並んでいるものは、建物関係は言うに及ばず
「小説」「歴史資料本」「花」「ガーデニング」「ソーイング」
「料理」「旅」「図鑑関係」「詩歌」etc

買い始めると、堰を切ったように買い出します。
本が届くと嬉しくて

一気に読んでしまいます。
趣味関係は、読んだだけで満足してしまったりしてね~

以前、土間のある家の設計をしましたが
趣味の世界に浸るには土間のある家は最高だと思うのです。

「草で編む」の本を図書館から借り
見ますと興味がわきますが…
草を叩いたり、水に浸したり…
編む作業にしても、散らかっても良い
外でも室内でもない中間的存在「土間」が有れば!とつくづく思います。

何かをしたくても
部屋が散らかるのは困るし~と、
つい、手縫いならそう場所を取らないし
散らからないので、
ミシンではなく手縫いで出来る事ばかりで
長々し夜を過ごす結果となります。

でも手縫いでする範囲って限られてますから
限界がありますしね~。

一体私は何がしたいのでしょうね??
自分が解らなくて、自分探しの日々です。

※夕方になってやっと雪がやみました。
4回も雪かきしました。こんな事って、ほんと珍しいです。