空が高くなってくる今頃は、シソの実との戦いが待っています。
シソの実漬けをするためですが・・・。
シソの実の収穫は、早過ぎても遅過ぎてもだめ。
ちょうど良い硬さがあるのよね。
先週第1陣作った訳だけれど…
おいしく出来て♪
前回はほとんどがまだ早くて、今日・明日がちょうど良い時期。
で、シソ積みが始まった訳だけれど…
延々とシソの実をシソからしごき取る。
手がアクで黒くなるので、薄手のゴム手を付けて黙々とシソをしごく。
しごきながら、ボーっと色々な事を考えていて・・・
「スローフード」について、あれこれ偉そうに言う人が多いけれど
土を耕し、堆肥を入れて、(堆肥もちゃんと作って)雑草とって
そしてできた食材を、包丁研いで、刻んで、煮て食卓に出す。
これをずっと当たり前のように続けている主婦A達。
A達は、自分たちのしてることが「スローフード」なんて考えていない。
わが子に「食育」なんて考えていない。
自分の味で作り出した安全なものを、一緒にテーブルに並べ
楽しく食べて、片付ける…毎日のこと。
これは、どこそこで何何をして作り出したもので…等とうんちくなど言わない。
近くの海に一緒に行き、海を眺め
一緒に小さな庭の菜園に行き、食材をつみ
一緒に台所に立って、ごく普通の食事を作る。
都会の真っただ中の子供たちならともかく
こんな田舎で、スローフードで食育!だなんて、大げさに何で大人達は騒ぐのだろう??
自分の家の食卓が貧困なので、これではいけない!と
他の家庭までそうに違いないと思いこんで、食育!地産地消!と声高に言うのだろうか??
ごく普通に、近所から「おすそわけ」の野菜や魚が届き
サンマが多い時は、天日で干して「干物」を作る。
野菜が多く取れれば、野菜がたくさん入ったカレーやシチュー、トン汁などになる。
これでは食育になっていない!というのだろうか??
不思議なことです。
なんて、考えながらシソの実をしごき
洗って、漬けた…。
冬場のスパイスにと、バジルを乾燥させて
オレガノを作って…
ピアノの上には、ローレルが無造作に飾ってある。
野菜スープに深みを与えてくれる、なくてはならないハーブたちだ。
乾燥ハーブを作りながら、こういった作業は単純だが実に時間がかかる根気のいる作業。
単純作業を続けながら、またボーっと考える。
昔の主婦たちは掃除機も洗濯機もなかった。
そんな中で、朝・昼・晩の食事の支度のほかに、掃除洗濯、のら作業
そして味噌・醤油・漬物などの保存食づくり。
ホント大変だったろうとつくづく思う。
こんな便利になった今だって、疲れた疲れた・・なんて思うのにね。
と、今日一日「しようが、しまいが」どうでも良いと多くの人が考えるような作業を頑張りました。
頑張った証…右の親指が痛い。
しごいて、しごいている内に、親指の爪が少しだけ「深爪」した時のように剥がれるんですよね…。
だから痛む。
フキの皮むきしても同じようになるのよね。
スローフード!なんて、立派なことをのたまう方々の指は、ゴツゴツも痛みも伴っていない。
重みないよね~、してる人間が聞くと。
空々しいというか…
何とも・・・ため息が出る…というか・・。
食育なんて言葉、いつできたんだろう??不思議です。
我が家では、「生ゴミ」はゴミとして出したことがない。
全て「堆肥」として循環させる。
出来れば、ダッシュ村のような生活がしたい!と半ば本気で思っている私です。
それにしても、親指が痛いです
そうそう、頂いた「そば」に虫がいたようで、ポロポロとなってましたので畑に撒きました・・・。
蒔くではなく、撒いたわけです。
今日、何気なく見たら一面にそばが発芽していまして
ソバの収穫はできないかもしれないけれど…
ソバの葉っぱを食べることができそう
自然は凄くて!有難いものです。
無駄なんて、これっぽっちもないんですよね~~。
どくだみもいつか乾燥させてお茶に!と思ってますが・・・
もう、忙しくてどくだみまでは手が回りません。
花が驚くほどきれいなのに、なぜあんなに臭いのでしょうね~~