気楽に♪

ゆったりと自然体で、気楽に過す私流・・・  (無断転用禁・著作は放棄せず)

胃が痛い

2013年07月31日 15時14分02秒 | 綴りごと
今日は、10時過ぎころから急に胃が痛くなり

キリキリの痛みが

背中まで痛む感じです。


嫌な日です。

不調の時は、悪のスパイラルに入ってしまうのでしょうか…。

う~~ん、痛い。


本を返す日だけれど、行けそうもないかな…。


横になって居たいのに、人が来るとか…。

億劫です。

夕食の支度も億劫です…でも、しなきゃいけないんですよね…。

辛い…

書けない

2013年07月31日 09時32分53秒 | 綴りごと
このところ書けない日が続いています。

日曜頃までは無理して書いていたけれど

頭が重くて、想像力が全く消えて、書けません。


体は重く、テンションは下がりっぱなし


それにムチ打つように、昔々の母からの手紙が出てきて

私の良く似た字…、私が母に似てるのか…


私を故郷に戻したい内容です。

銀行勤めをするようにと書かれていました。

ふる里はそう捨てたもんじゃないよ…って。


今なら母の心が理解でき、母の心情がよく解ります。

でも、あの時は解らなかった。


敷かれたレールの上を走り、それ相応の人と見合いをし

普通の暮らしをする…

それが一番平凡だけれど幸せなんだ…それもよく解ります。


もし帰っていたら、今の状況はなく

何していたんでしょうね?


人間には選択しなければならない岐路が何度も訪れます。

私の人生で、母からの要請の手紙は2番目の岐路でした。


一度目は、進学する為のコース選択です。


「生物」を専門に生きて行きたかった私。

大好きな生物の先生が、「女には難しいよ、夜中まで観察続くしね」

何気ない一言だったのでしょうが…

1年の時一番得意教科で、常に最高点を取っていた私にとって

この一言は「無理」を意味していました。


もしこの時、戯言のように「生物に進みたい」等と言わず

黙々と、それに向かって突き進んでいたら

今頃、どうしていたでしょう??


私は今も思います。 多分、天職だったろうと…。


結婚しなくても、その道を夢中になって進み続けて

今日まで来ていたのではないかと。


それもこれも全てセピア色の過去で、今更思い出すほどの事もないのですが

母の手紙は痛かった…。


母の心境が、解り過ぎる今…

親不孝をしたものです。


世の中を 思いまわせば すり鉢の

甘き日もあり からき日もあり


夜11時15分記すと結んでありました。


母が読んだ歌でしょうか?? はたまた、その当時誰かが作って覚えた歌でしょうか??


そうなんですよね、生きて行くと云う事は

思い通りにばかりなるものではなく、周りがいて、その周りと一緒になって煉られていく。


甘く出来上がる時も有れば、

辛くて口にも入れられないような時もある…


今の私は、下です。

かあさん、かあさん…どうしたらいい??私。












見直し

2013年07月29日 12時20分23秒 | 綴りごと
二階にパソコン移動させたら、

またまた遅くなり…もう、疲れるのなんのって…。

マウスの反応も悪いし

文字の変換も悪いしで、夕方にはもうヘトヘトに疲れ切ってしまいました。


たまたま、パソコン変えてアドビPDFも無くなり、

再インストールした後なので…

これが原因か?と、コントロールパネル開き…

解らない中、あれやこれや…

見た所で、解らないのですから…肩が凝るやら

気は滅入るやら…疲れるやら…で


あまりにも疲れ過ぎると、夜も満足に眠れなくなるんですね…

眠りたいのに眠れない

舌はピリピリ痛くなる…


今日になっても当然、パソコンの状態は改善せず

知人に聞こうにも繋がらない…


もう、諦めて受話器を取り、ガイダンスに従い…

そして、待つ事暫し…

もう切ろうか!と思ったら繋がり、どうやら電波の状況が悪いらしいとかで

調整を起して貰いましたら

まぁ、何とか症状は改善し…ただ今、がっくり疲れています。


だれか聞く人、相談する人でも傍に居れば

随分力強いのですが…

一人で、あれもこれも…となると考えも及ばないし…

疲れるだけですね、ホント。


さて、何とかパソコンの症状は改善したものの

次は、TVのケーブルを、パソコンに繋ぐことでまた暫く悩みそう。

分波器で、元を2つに分ければ良いのかとも思うのですか

壁に付いているそのアンテナのジャック?から、パソコンまで遠い…。


よもや、TVが見られるパソコン買うとは思って居なかったので

PCと離れすぎていて…ケーブルが足りないし…

もう、イヤになってしまう。


でも、我が家に録画機がこのPC以外、TVのHDDしかない訳ですから

TVに接続のHDDから、DVDにコピーできないので

何とか、PC録画し、それをDVDにコピーしておけば、

必要な番組は、DVDで保存できる!と思った訳ですが…


1歩前進するために、何も解らない私としては100の努力が必要で

1歩前進するどころか、ずっと停滞…になりそうな嫌な予感がします。


孤軍奮闘…って、辛いものですねぇ~。

ヘトヘトに疲れてしまいます。



さて、昨夜妹から電話。


日中、大雨が心配で何度か電話したのに出ず、メール送っていたら

「出かけてたの~」と明るい声。

雨もそう強くはなかったようで、まぁ、ホッと一安心。


で、「舌が痛むのよね」と言ったら

「万が一、癌だったら困るから病院で診てもらった方が良いよ」

は??


癌なんて考えても見なかっただけに、ちょっとびっくり。

確かに、おかしい事はおかしい訳で…。


自分で勝手に判断せず、一度口腔外科にでも行って

診てもらった方が良いような…そんな不安と、疲れが完全に重なった昨夜でした。


9月、妹の所に行くと思っていたのも流れ…

それも疲れと相まって…眠れなくて…

何か…今日は、絶不調です。

**************

追記


体調不良だし…

何だか、気鬱だし…


ユウから電話があり「越したよ…家電も揃ったし。」

そうかぁ~、越したんだぁ~。

行きたいなぁ~~。

そう暑くもないようだし…。

******

追記:2


舌の痛みが気になりだして…思い出しました。


里の、ご近所Kさんとは花友達でしたが、ある日突然仙台の病院に入院。

聞けば、口腔内に「がん」が出来、切除、腕の肉を移植したそうです…。


彼女、切り取った頬がボコッと凹んでしまい、

唾液が出なくて口内が乾くと、いつもペットボトルの水持っていましたっけ…。


仕事の大先輩のMさんは、舌癌で一部切除したと言ってましたし…

何だか、不安がよぎります。

今夜も眠れなくなりそうで…睡眠薬が必要かもしれません。



それにしても、電話1本でPCの接続環境がこんなに変わるなんて…。

前回は、時間外でガイダンスだけでモデムの交換でしたが

対処してくれる人と話すと、改善度合いもかなり違うんですね…。フゥ


カーソルがまともに動かなかったり

文字変換が出来なかったり…ですと、書きたい事が有っても

なかなかかけなくて、イライラしましたが

今はもう、大分良くなって。ホッとしています。


先日来の大雨で、故郷の友人から色々メールが来り、だしたり

あの、米店さんの店舗も気になって居ましたが、持ち主S子さんのメールでは

大丈夫みたいだし、1階が津波被害のHさんも

家が流され仮設暮らしのOさんも、大島のSさんも、

家が流され、新築したというKさん、

30cm冠水のTちゃんも、岩手のHさんもみんな、みんな大丈夫だっていうので

ホント、一安心。


携帯、水に落として、大半の友人の番号は消えて

本当に極一部の人と仕事関係の人が少ししか、もう解らなくなったけれど

とりあえず、無事で何よりです。


災害って、ある意味、人を繋ぐ事もするんですね~。



雨が晴れて、空が少し明るくなってきました。

明日は晴れるのでしょうか??


枯れそうだった花も、この雨で生き返ったようです。

私も生き返りたい~~。


17:00になりました…また、眠れない夜が来そうで怖い。


***************

天気 : 9時頃から雨 ただ今曇




涼やか

2013年07月28日 12時55分03秒 | 綴りごと
東北地方や、島根などでは

恐ろしいほどの大雨…

なのにここは、蝉しぐれが朝から続き

風も爽やかに室内を吹き抜けて行きます。


あまりに、居心地が良過ぎで

眠気を誘うほど、心地よいのです。


何故、こんなにも違うのでしょうか??


水瓶が空っぽなところも有れば

床上、床下浸水のような場所もある…


自然の猛威と言いますが…

自然の前に、私達はただただ恐れおののき

その猛威を、ジッと身をひそめてやり過ごすしかないのが現実なんですね。


世界中見えないネットの情報線が張り巡らされていて

化学はここまで進んでる…と思っても

自然の猛威の前では、手も足も出ない…


それにしてもなんて涼しい…

日差しが無いと、こんなにも涼やか…


日差しは午前中だけにして、午後は曇りになって欲しい…。


と、思うのは私の部屋が西側にあり、

これからの時期、西日でとてもPCに向かう状況ではなくなるからで。


この涼やかな風を受けて、まったりとベッドに転がって本を読んで居たい…

滅多に出来る事ではないから…

さぁ、これから本を読みましょうか…。

++++++++++

追記

今日は「市」の夏祭りのようでしたが…

夜、花火が打ち上げられます。


その花火、ただ今真っ盛り。

本来なら、窓から真正面に見えるのに…


大きな木(カヤの木?)が邪魔をして、見えません。


どんぴしゃに、その木の影に打ちあがるんですよね。

音だけが空しく聞こえてきます。


何度も窓辺に寄って確認するのですが…

見えるのは、打ち上げ花火の赤い色がチラチラするだけ…。


見えそうで見えないって、のどに小骨が引っ掛かってるようで

嫌な感じですね~。


去年も、あの木切らないかなぁ~と

打ち上げてる間、ずっと思った事でした。


※ 故郷の友人からメールあり…。


東京出張のついでに行けるね!

話尽きないから一晩中喋りそうですって…。

は…

なんか、近々来そうな雰囲気~(笑)

私如きに会いに来ていただけるとは…光栄の至り。


そうそう、某支部の懐かしい面々も

揃って行くよぉ~~って言ってましたが…。

以外に、旅するのが気軽な人達だから…来そうね~。


一番、来るはずだった友人が昨年暮れに事故で他界…。

簡単に来てね!なんて言えないです…私。

何かあったら、嫌ですもんね。


私から言わないで、先に「行くから!」なら、大丈夫かしらね。


最近、やたらふる里の話ばかりする私に

「行ってきたら?」と、本日言われた。(心の中でニンマリ!)

行けるか???ん??


奈良に行ったばかりなのに???大丈夫かな???


9月には、仙台に行くこともありそうなので

そこまで我慢しようかなぁ~。

**********

天気 : 晴れ時々曇り

気温 : 23~28℃ なんて理想的な気温でしょうね。




舌の痛み

2013年07月27日 15時21分43秒 | 綴りごと
年に何回か、舌の痛みに襲われます。

特に感じるのは、夜寝る前です。

ピリピリ、ピリピリ…この痛みが気になって

寝付けなくなります。


この舌の痛みが始まって、もう何年になるでしょう??

痛くてたまらない…

こんな日々が1~2か月続くと、忘れたように痛みが無くなり

あれ、痛みが消えて良くなった…

そう安心しているとまた始まる…

そんな繰り返しです。


以前、故郷の口腔外科に行った時は、「シェーグレン症候群」との事で

難病なので、完治はない。

で、漢方薬とビタミンCを出され、飲み続けた事が有りました。


しかし、違う症状で内科にかかった折りに「シェ―グレンじゃないと思いますよ…」と

血液検査の数値を見ながら言われ愕然としました。


では、一体これは何?


ネット検索では「舌痛症」がヒットし

まさに私のはこれではないか?!と思った訳です。


ストレス等がきっかけで、たまたまその時が体調不良だったり

疲れ気味だったりした時に起こる気がします。

近頃は、こうした痛みの時は「砂糖不使用」の飴をなめるとか

同様のガムを噛むとかすると、症状が緩和されます。


人間の体は、機械仕掛けの人形の様な物で

何処かに異変があると、見事に症状として出てくるものなのですね。


症状が出たからと言って、必ずしも治るものではありませんが

対症療法は出来るのかと思いますので

まずは、自分の体調管理に気を配り、症状が出たら

軽減する方法を見出すことで、かなり快適に暮らす事が出来るものだ…と

つくづく思います。




何でしょうか??

ショウガのすりおろしの冷凍です。

ショウガの収穫期は、その調理にもう超多忙です。

「甘酢漬け」「味噌漬け」「甘煮」「佃煮」「乾燥ショウガ」

そして「すりおろし」

一番楽なのは、1回分ごとに切り、袋に入れてそのまま冷凍。

いつでも使えて便利ですが、そればかりですと、冷凍庫が一杯になりますから

何とか加工して、食べきりたい…と思う訳ですが。


まぁ、ホント大変です…

また、そのショウガの季節の前に「夏ショウガ」が出回り始めました。

早どりして、この辺では「味噌」等を付けて食べるようです。


ウチのは、まだそこまで成長してませんので

お盆の頃が、早どりショウガが食べられそうです。

************

今日は、曇りベースでしたが、時折顔を出す日差しが超暑くて…

その時はぐんと気温も高くなり、蒸し暑くなる…そんな天気でした。

夕方から夜にかけて雨マークですが…さて、どうでしょうか??


気温:24~30℃



妄想

2013年07月26日 13時55分34秒 | 綴りごと
もう、随分随分前です。

長野の結婚式から、横浜の叔母の家に遊びに寄って

その時初めて鎌倉一人旅をしました。


駅で、観光地図を貰い

まずは、定番の「鶴岡八幡宮」へ。

そして、頼朝の墓へ…。


鎌倉時代と言えば、頼朝!

誰でもが知っている頼朝…

でもお墓は…ホント地味で質素で…

驚いた記憶があります。


最近は、少し手を加えて、ちょっと立派になりましたけれど。

それから何処をどう歩いたのか?記憶は定かではありませんが

鮮明なのは「鎌倉文学館


両側の木立が覆い被さる様な緩やかな坂を上ると

入る人を拒否するような重々しい門があり

西洋館が顔を覗かせます。


この中を一人静かに展示物を眺めながら歩き、

ふと、アールで縁取られた窓から眺めた景色に思わず息をのみました。


西洋風のバラの庭園の向こうに鎌倉の海が木立の間から見えるのです。

その景色が脳裏に焼き付いてしまいました。


それから私の妄想が時々むくっと顔をのぞかせます。

妄想ですから、かなり漠然としたものです。


あの文学館から見えるような景色の所に

リビングと寝室だけの小さな家があり、

私は、美味しいコーヒーを入れて、

ロッキングチェアーに座る人にやさしくコーヒーを差し出しながら

その肩に両腕を回して、木立の向こうの海を見る…。


午後に二人より添って、ゆっくり買い物に出かけ

また静かに戻ってくる…。


全くもって妄想の域を出ませんが…

女は時に、誰も知る事が出来ない頭の中で妄想に浸りこむ時が有るものです。


この妄想、何度頭をもたげたでしょう…


黒くぼんやりしたロッキングチェアーの人影…

その人影がはっきり見える日は来るのでしょうか??

来ないのでしょうか???


そう、昔のHPの何処かに同じような事を書いた記憶があります…

文面は変わっているのでしょうか??

書いた本人も、まるで思い出せはしないのですが…。


それから何度か、文学館に行きましたが

あの時感じた「光景」と同じには見えません…。


私の思い描く「光景」は、いつの間にか妄想の中で

作りかえられていたのかもしれません。


そう、現実なんてそんなもんですよね。


妄想は妄想であって…現実ではない!と知りながら…

いまだに妄想が頭の片隅をよぎる。

げに不思議なのは、女の頭の中です。

白馬に乗った王子様が、現れるのを待つのと同じですね…。


*************

今日は、室内で過ごす分には風が吹き抜け涼やかです。

こんな日、後何日あるでしょうか…。

フライパンの上のウィンナのようにジリジリ焦がされる日が

もうじきやって来そうで怖いです。






蝉の声

2013年07月26日 08時38分27秒 | 綴りごと
蝉は、気温が高くなると鳴きだすんですね。

晴れてるとか、曇ってるとかにかかわらず。

里に居た時は、何でセミが鳴かないんだろう?

こんなに自然豊かなのに…

そう思って居ましたが、ある時「気温」ではないかと感じまして…。


昨年、聞き耳を立てるようにしていると…

朝夕は「ヒグラシ」

午前中は「クマゼミ」

午後は「アブラゼミ」


そんな感じで鳴き分けしていた記憶があります。

「ミンミンゼミ」はどうか?と思いましたが、記憶から抜けています。


私が小さかった頃(その後、蝉の声にゆとりを持って注意しなかった)は

アブラゼミやミンミンゼミが、まるでシャワーの様に

頭上から降り注いでいました。


野鳥や蝶に目を向けるゆとりが出来、

他の生物にも目が行くようになって…ミンミンゼミやアブラゼミの声がしない!と

気が付きました。


ところが、いやに暑い日は、ミンミンゼミが鳴いて居たりもする訳で…

私の住んでいたところは、夏でも高原のように涼しい所で

子供の頃住んでいた環境とは異なりますから

居ないのではなく、鳴かないのだ…とも思った訳ですが…


鳴かなければ雌を呼べないから…

彼らは気温の高い場所、彼らにとって棲み易い環境に

生息しているのだろうと思う事にしたわけです。


そう思わないと、蝉まで居なくなった環境なのか?

環境破壊がここまで進んでいるのか?とか

田んぼと畑と海と川と山に囲まれた自然環境が

まやかしのように思えてたまらなく悲しくなるからでした。


と、まぁ、悲観的でナーバスになっていた頃も有りましたが

越して来て、耳を覆いたくなるほどのセミたちの声を聞き

自然破壊ではなく、彼らにとって棲み易い気温環境のもとで

元気に生きてる事を実感したわけです。


さて、このセミ、確かにまだ沢山いる気はしますが…

実はやはり減っているのだそうです。


彼らが卵を産むのは「枯れ木」だそうですが

日本国内では、彼らが必要とする枯れ木が常に片づけられ

燃やされてしまう状況にありますから

「枯れ木が激減」しているのだそうです。


「枯れ木も山の賑わい」と言いますが

枯れ木こそが自然界に寄与するものであり、ゴミではない訳で…。


これからの未来の子供たちが「蝉取り」に興じる事が出来る環境づくりが

今、日本中で求められているのですね。


「小川」で、ガサガサ遊びをして、生きものを探す。

無数に飛び交うトンボを追いかける

蝉やクワガタを捕まえる…


クワガタやカブトは、お金を出して買うもの…になるとそれは「おもちゃ」でしかない。


彼らが木に止まり、必死に樹液を吸い、外敵と闘う姿を見て育つ…

それこそが「生物を飼う」心が育つわけで。


買うではなく「飼う」心を育てる、環境学習がいつもできる国でありたいものです。


*****************

まだ、曇りベースですが、薄日が射すと一気に気温が上がります。

今日一日、曇りベースで推移して欲しいです。


気温 : 今のところは25~6℃でしょうか???












瀬をはやみ

2013年07月25日 16時16分20秒 | 綴りごと

瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の 

われても末に 逢はむとぞ思ふ



何かをしている時、漠然と頭に浮かぶことが多々ありますが…

今日は蒸し暑かったせいか…

「瀬」に反応したようです。


渓流の流れが、岩でせき止められ

二つに分かれて流れてしまっても

また直ぐ一つになるように…

あなたと私は、たとえ今別れていても

必ず一つになるように、逢えますとも…逢うと思いますよ…


まぁ、ホント、いつも思うのですが

良いたとえをするものですね。


常日頃から和歌を作るために、様々な物に視線を向け

考え、作り上げるのでしょうねぇ~。


われても末に 逢はむとぞ思ふ

「割れても…」なんてねぇ~。

普通は、割れてしまえば、お終いなのに…

そうはさせじ!で、末に逢うのだよ!ですからね~。


この歌を思い出すと、十和田の奥入瀬渓流を思い出します。

まさに、瀬をはやみ 岩にせかるる…


奥入瀬は新緑の頃も、今の盛夏の時期も、紅葉の時期も

それぞれ美しく…

歌の一つも作れれば良いのですが…


素養が無いとは悲しい事で…。



さて、今盛んに咲きだしたのが

まさに、ゴッホの「ひまわり」



富士には月見草が似合い…

夏にはヒマワリが似合う…と書いたら、ホント素養のなさが露呈ですが…。


春にヒマワリが咲いても、何ら感動しませんが

真夏のじりじりと照りつける日差しと

蝉の声の中で見るひまわりは、やはり美しい。




美しいと言えば、このメドーセージの紫。


花が終わると、また暫く経ってつぼみが出来て花が咲く…

何度もシーズンに繰り返し咲くお得な花ですが

私はこの目の覚めるような紫に魅せられて

昨年、やっと見つけて植えました。


この花は、故郷で知り合った70を超える婦人(まさに婦人です)

から頂いた事があり、たった1年しか見ないままかの地を去ってしまった

思い出の花でもあります。


丈夫な花ですから、これからは毎年咲き続けてくれると

嬉しい気分で一杯です。


さぁ、今日はパソコン引越しして、

こうして、無事繋がりましたので…

一安心して、終了です。

*************

天気: 曇りベースで推移しましたが

時折日差しも出るような天気で推移しました。

雨が降りそうな空の色も有りましたが、雨は降らず

涼やかな風が吹き抜けて、心地よいです。

但し、日差しが出るとムシムシ…。

気温 : 23~28度







かくとだに

2013年07月24日 19時16分11秒 | 綴りごと

かくとだに えやは伊吹の さしも草 

さしも知らじな 燃ゆる思ひを



かくとだに・・・と言えば、「山村美紗」の推理小説に

この文字が、犯人を暗示している…なんてのがありましたね~。


山村美紗も、京都を舞台に沢山の小説を生み出し

「山村紅葉」さんは、娘で女優ですね…。


その山村美紗と、西村京太郎とはドア一枚で繋がった

それぞれの家で、執筆をしていたことは有名ですが。


面白い愛の形だと思う訳です。


それぞれが、ちょっと違った形式の推理小説を書き

どちらも人気作家・・・凄い事です。


推理作家と言えば、もうお亡くなりになりましたが

「さすらい署長 風間昭平」シリーズを描かれた中津文彦氏。


岩手県盛岡市在住で、岩手日報記者を経て

「黄金流砂」でデビューし、その後、推理小説と歴史小説を

多産型ではないですが、じっくりと丁寧に書かれてる…そんな小説でした。


盛岡の中心部に「中津川」が流れていまして

鮭も遡上する、私の好きな川で、そこにかかる幾つもの橋が

クラシカルでいかにも城下町の風情が漂って

岩手銀行本店から、川沿いにうらうら歩くのが好きでした。


その一つの橋を渡ると、盛岡城跡。


不来方の お城の草に 寝ころびて 

空に吸われし 十五の心



石川啄木もここで寝転んだり、城下町を眺めたり、

そして、真ん前にそびえる岩手山を眺めた事だろう…と思う場所でした。


岩手は、本当にそこかしこに文学者の足跡が残る所ですね。


さて、かくとだに…ですが…



こんなにも こんなにも 貴女を思い焦がれて

伊吹山のもぐさの様に 燃えているのですよ

でも、あなたは知らないのですよね…私のこんなにも燃えている心を。


現代的には「もぐさ」のようには…ちょっといただけませんが

気持ちはよく解りますね。

もぐさは、消えずに熱くくすぶり続けますから。


************

天気 : 今日は、曇りから小雨、そして雨

久し振りの雨ですが、大雨ではなかったです。


気温 : 22~26℃位と一日中暑くはない気温でしたが、湿気が多く少し不快でした。














わびぬれば・・・

2013年07月23日 19時50分32秒 | 綴りごと

わびぬれば

今はたおなじ 難波なる 

みをつくしても 逢はむとぞ思ふ




あぁ、今感じているこの辛い思い

難波にある澪標のように、この身をつくし

何としても、貴女に逢いに行きたいと思うのですよ




女は「子宮」でものを考える…と言った人が居たそうで

何とも侮蔑した物言いだと思うけれど

その言い方は別として、言わんとする事は解る気がします。


理詰めで物事を考えるのではなく

感覚的に物事を判断してしまうところがあるからです。


服を買う時「綺麗」とか「似合いそう」とかで買い

その服が長持ちするか?

なんて事は二の次。


服でさえそうですから

「恋愛」となるともう、理屈ではなく、心で判断してしまう。


離れるのはいや、とか

今すぐ来て…とか、

ちょっとした言葉の端はしに、目つきを変えたり…


解っていても、どうにも理屈を超えた「心」が自分を占拠してしまうのは否めない所です。


そんな感覚的な解釈ですから、「歌」に関しても

自分の心で感じた解釈を勝手にしてしまう訳で…


それが合ってるかどうかは、知らぬこと。

私はそう感じる訳ですから!と、やり過ごしてしまう大胆さ。


ここで勝手に解釈しているのは

そんな「心」で感じた解釈な訳です…。


先日、小さい頃から持っていた「小倉百人一首」を探したのですが…見つからない。

引っ越す前までは、ちゃんと有った場所さえ頭に浮かぶのに…

越す時の混乱で捨ててしまったのでしょうか…?


何処を探しても有りません…悲しい事です。


探して見つからない…のは写真。

確か2000年に、米子に行った時の写真が有る筈!

CDとプリントで頂いたはずなのに…無い…。

あの時は、広島、岡山、足立美術館、そして出雲大社、境港…

見たいと思う時って見つからないものなのよね…。


さて、この歌は、ゾクゾクするほど感じる歌ですよね。


陸奥の しのぶもぢずり 

たれゆえに 乱れそめに しわれならなくに



陸奥にある 乱れたもぢずり模様のように

私の心は、乱れに乱れていますよ

それは誰のせいでしょう…

他でもない、あなた、あなたのせいなんですよ・・・


 
これは、覚えやすくて、言葉の流れが小川のようにサラサラと

リズミカルな感じがしますね。


それにしても、古人は現代にも通じる良い歌を沢山作ったものですね~。


さて、今日は午後に「大雨注意報」が流れましたが…

パラパラとほんの数分降ったきりでした。

雨雲は、別のルートを通ったようです。

雲は風任せ…

私はあなた任せ…

なんて、気楽に生きられたら良いのですけれどね…。














ポワロ

2013年07月23日 15時13分12秒 | 綴りごと
1990年に、デビッドスーシェのポワロが登場して

もう23年になるんですね~。

近頃は、ミス・レモンも登場しませんし

ヘイスティング大尉も…

皆さん、年をとってしまったって事でしょうか…。


ミス.マープルシリーズにしても

マープルは3代目?


原作のイメージ通りのポワロですから

これほど長く、愛されて、続いたって事なんでしょうが…。


先日シリーズを全部の一覧表を作りました。

8割は見てるのですが…

何分テープがダメになったのも多々ありで…

今、とても悩んでいるところです。


私にとってポワロは、ともに歩いた23年!みたいなものですから

大事な宝物に匹敵することを、近頃再確認しました。


もう、先が解るほど見たのに、また見たい!

それが「ポワロ」なのです。


テープの話をしたら、何と親切にも上げると言ってくれる方がいまして…

まさに私にとって救世主です。


ところが、何が見たい?と聞かれ…

とんでもない膨大な量であることに、今更ながら気づいたわけです。

1990/01/13 ミューズ街の殺人 Murder in the Mews
1990/01/20 コックを捜せ The Adventure of the Clapham Cook
1990/01/27 ジョニー・ウェイバリー誘拐事件 The Adventure of Johnnie Waverly
1990/02/03 24羽の黒つぐみ Four and Twenty Blackbirds
1990/02/17 4階の部屋 The Third Floor Flat
1990/02/24 砂に書かれた三角形 Triangle at Rhodes
1990/03/03 海上の悲劇 Problem at Sea
1990/03/10 なぞの盗難事件 The Incredible Theft
1990/03/17 クラブのキング The King of Clubs
1990/07/11 夢 The Dream
1990/07/18 ベールをかけた女 The Veiled Lady
1990/07/25 消えた廃坑 The Lost Mine
1990/08/01 コーンワルの毒殺事件 The Cornish Mystery
1990/08/11 エンドハウスの怪事件 Peril at End House
1990/11/24 スタイルズ荘の怪事件 The Mysterious Affair at Styles


初年度だけでもこんなに…

あぁ、どれもこれも(録画したものは…ですが)記憶にあります。

でも、もう手元には…殆ど無い。

1991年
1991/01/22 二重の罪 Double Sin
1991/01/29 ダベンハイム失そう事件 The Disappearance of Mr. Davenheim
1991/02/05 安いマンションの事件 The Adventure of the Cheap Flat
1991/02/26 誘拐された総理大臣 The Kidnapped Prime Minister
1991/06/29 西洋の星の盗難事件 The Adventure of the Western Star
1991/09/14 あなたの庭はどんな庭? How Does Your Garden Grow?
1991/09/15 100万ドル債券盗難事件 The Million Dollar Bond Robbery
1991/09/16 プリマス行き急行列車 The Plymouth Express

1992年
1992/03/30 スズメバチの巣 Wasps' Nest
1992/03/31 マースドン荘の惨劇 The Tragedy at Marsdon Manor
1992/04/01 二重の手がかり The Double Clue
1992/04/02 スペイン櫃の秘密 The Mystery of the Spanish Chest
1992/04/03 盗まれたロイヤル・ルビー The Theft of the Royal Ruby
1992/07/29 戦勝舞踏会事件 The Affair at the Victory Ball
1992/07/30 猟人荘の怪事件 The Mystery of Hunter's Lodge
1992/10/02 ABC殺人事件 The ABC Murders
1992/10/03 愛国殺人 One, Two, Buckle My Shoe
1992/10/04 雲をつかむ死 Death in the Clouds

当初は、BSじゃなかったので良かったのですが

謀略でしょうか…BSで放送となり…

BSのない我が家では録画もできない状態になりました。


それでも何とか、つてを頼りに録画してもらい

見たのですが…

前述した通り、伸びたり、恐ろしい事に3倍速などで録画したため劣化したり

見るに堪えない代物に変わってしまいました。


DVDレコーダーも無い我が家・・・

DVDを買ったところで…なのですが…

いつかはちゃんとしたブルーレイも買うだろう!で、

全巻視野に入れないと・・・です。


返す返すも、仕事している時に買うんだった!と後悔しています。

あの時なら、ホント、気軽に買えたかもしれないのに…


後悔先に立たず!とは、よく言ったものです。


でも、譲ってくれる方に本当に感謝です。

***中断***









ブランデンブルグを聴きながら

2013年07月22日 10時39分06秒 | 綴りごと
今日は曇りです。

なので外に出たら、急に日差し…

思うようにはいかないものです。


で、急にブランデンブルグを聴きたくなって…

何故か??


高村光太郎の詩に「ブランデンブルグ」が有り

花巻の山荘で、三畝の畑を耕しながら半ば隠遁生活の様なことをしていた時期があり

そこの山荘で綴った詩の中にあります。


岩手の山々に秋の日が暮れかかる

完全無欠な 天上的な

うらうらとした一八〇度の黄道に

底の知れない時間の累積

(中略)

「ブランデンブルグ」の底鳴りする

岩手の山におれは棲む

山口山は雑木山

雑木が一度にもみぢして

金糸白緑雌黄の黄

夜明けの霜から夕もや青く澱むまで

おれは三間四方の小屋にゐて

伐木丁丁の音をきく

(後略)



目を閉じると、光景が浮かびます。


老年になった光太郎が、一切のしがらみを捨てて

自分と対峙しながら厳しい環境と共に生きる。


その中でその環境を受け入れ、自然体で暮らすことを楽しんでいるようにも感じます。

尤も、全てを捨てた「隠居」とまでは言えない、「世俗」も内に秘めながら。

だからこそ、この詩がかけたような気がします。


そして有名な

「十和田湖畔の裸像に与ふ」


銅とスズとの合金が立ってゐる

どんな造型が行われようとも

無機質な図形にはちがひない

はらわたや粘液や脂や汗や生きものの

きたならしさはここにはない

すさまじい十和田湖の円錐空間にはまりこんで

天然四元の平手打ちをまともにうける

銅とスズとの合金で出来た

女の裸像が二人

影と形のように立ってゐる

いさぎよい非情の金属が青くさびて

地上に割れてくづれるまで

この原始林の圧力に堪へて

絶つなら幾千年でも黙ってたってろ



ふぅ、読むと疲れます。

光太郎が愛した智恵子の裸像と言われていますが

色々な思いを込めて、これを彼は造ったのでしょうね…

それを感じながら、乙女の像の前に立つのも良いかもしれません。




「僕等」


僕はあなたをおもふたびに

一ばんぢかに永遠を感じる

僕があり あなたがゐる

僕のいのちと あなたのいのちとが

よれ合ひ もつれ合ひ とけ合ひ

混沌としたはじめにかへる



後略


いつもいつも傍らに智恵子がゐて

智恵子には光太郎がゐた


昔々の事です…


今はどうなのでしょうか??

心を燃やす思いは同じでしょうけれど…

これほど激しくお互いを必要としているのでしょうか???


もう、ブランデンブルグも止まりました。

日常に戻りましょう…。


************



あふみ

2013年07月21日 07時51分38秒 | 綴りごと

遠つあふみ 大河流るる国なかば 

菜の花さきぬ 富士をあなたに



与謝野晶子は、この時「鉄幹」を思いその溢れる想いを一気に書き綴ったのでしょうね…


遠江(遠つあふみ)の、大河と言えば、天竜川でしょうか??

私はそこからの富士は見た事が有りませんから

どの様に見えるのか?解りませんが…


晶子の激しい思いがよく解ります。


菜の花の向こうに富士が見えてよ、あぁなんて綺麗…

こんな美しい光景が広がって…

日本の真ん中なのよ!今私が立っているここは。

貴方と一緒に見られたらどんなにか素晴らしかったことでしょう。

一人で見ると、この美しさも半減してしまいそう…

せめて、この思いと美しさを歌に託して貴方にお届けしますわ。


個人的には、そんな感じを受けます。

女性ならではの歌ですね~。

美しく甘く、そして切ないほどの女心がヒシヒシと伝わってきます。


そう、どこかに出かけた時

「あぁ、ここをあなたと一緒に歩けたら…」

そう思う時って、沢山有るでしょう?


そんな時は、その思いをこうして綴ってみるのも良いかもしれませんね。

いつかはその想いが相手の心に伝わって

そして、一緒に歩く日が来るかもしれませんから…。


やわ肌の 熱き血汐にふれもみで

寂しからずや 道を説く君



晶子初期の頃の歌です。

まぁ、なんて情熱的なのでしょう。

この歌の解釈には様々あれど…感じたままに解釈すれば良いのではないかと。


人それぞれ、生きてきた環境、生活、それぞれ違うのですから

こう考えるべき!なんて事は、論外な気がいたします。


これを書いた頃の晶子は、まだまだ乙女。


恋に恋するような年頃…

誰でもが通過する、あの輝かしいキラキラした感受性の頃。


想いは、真っ直ぐ届け!そんな頃の歌ですもん…


ねぇ、先生…

私を見て、こんなに先生ばかりを見つめている私なのよ

何で真面目に、普通の顔して教えてるの??

私の目も見てよ…

気が付かない振りなの??

見て、見て、私の目を、そして気づいて私の燃えるこの思いを!


こんな時って、有りませんでした??

誰もが通過する、可愛い年頃。


普通はこれで、青春はお終いですが

堺のいとはんは、この後、想いはますます強くなり

突っ走るのです…鉄幹目がけて。

凄い情熱ですね~。


そして、晶子は誰しもが知る「与謝野晶子」となり

多くの人々が、彼女の歌を読み、今に至るって訳です。


恋も、昇華させると「自分の人生」が「宝石」へと変わる事もあるのですね~。


-------

さて、今日も曇りベースの一日となりそうです。

涼やかで過ごし易い一日になれば良いのですが…。





寂し

2013年07月20日 09時37分53秒 | 綴りごと
幾山川 越え去りゆかば 寂しさの

はてなむ国ぞ 今日も旅ゆく  牧水


からまつの 林を過ぎて 

からまつをしみじみと見き

からまつは さびしかりけり

たびゆくは さびしかりけり 白秋




誰もかれもが、寂しさの中で生きている

自分だけが寂しいのではなく

寂しさは、生きる中で同居している…そう思う私です。


寂しさは、時折頭をもたげて

どうしようもないほどの空虚感で、体を包みます…


でも寂しいのは自分だけではない。


快活に動いてる人々の心の中に

寂しさは同居していて

ある人は 酒でごまかし

ある人は つまらない話をしてごまかす


その一瞬だけでも寂しさと離れ

その時笑った思いを糧に、また明日生きてく…


でも、ふと気が付く…

寂しさをごまかすと、ある時、もっと寂しさが強くなっていることを…。


ふと、頭に浮かんだ詩を思い出しながら

そんな事を考えていました。


そして、詩の断片は思い出すのですが…

どうしても思い出せず

「白秋」であることは解るのですが

それが何処に書いてあったのか??


気になりだすと、小骨がのどに引っかかったように苦しくて

白秋詩集を手に持って見ても…見つからない。


何処で一体見たのでしょう??

断片しか覚えていなくて、検索しようにも検索が出来なくて…


で、やっと見つけ出しました。


「真実一路の旅」


真実、あきらめ、ただひとり

真実一路の旅をゆく。

真実一路の旅なれど、

真実、鈴ふり、思い出す。


二人で居たれど、まださびし、

一人になったらなおさびし、

真実、二人はやるせなし、

真実、一人は堪えがたし。



この詩の断片「ふたりでいたれど まださびし」が

脳の奥底に張り付いて居まして…。


「さびしさ」とは、切ないものですね…。

それでも何とか乗り越えねばならないのが、生きると云う事…。


生きる事は、辛さの裏返しでもありますが

その中に、ほんの少しの喜びがあるからこそ

生きられる、生き続けられるものではないでしょうか…。


「さびしさ」の慟哭を、これまで幾多の人々が味わってきました。

そして乗り越え、生き続ける…。


まさに東日本大震災がそうで

慟哭と、日々押し寄せてくる寂しさと闘いながら

2年の月日を過ごしてきたことでしょう。


「恋」もそうです…。

恋は、辛さの中にあり、寂しさと背中合わせ…。

身もだえし、慟哭し、疑心暗鬼になり、寂しさの中で泣く…。


筑波嶺の峰より落つるみなの川 恋ぞ積もりて淵となりぬる


私の貴女を思う私の恋心 あの筑波嶺から落ちてくる川の土や葉が積もって

淵となるように、私の想い・恋はつもりに積もっていますよ・・・。


そうです、会いたい…と思う恋心と会えない寂しさを

積み重ねて、淵のように高く積もるものなのです…。


「さびしさ」は「おもひ」の裏返し…

寂しい思いが有ったら、さぁ、一歩踏み出しましょうよ…。


きっとその先には、喜びや希望が見えるかも知れませんから。



-------------

さて、今日は朝から曇空

気温もそう高くはならないようで、一日過ごし易そうです。

相変わらずセミが鳴いています…

ふる里では聞く事が無かった種類の蝉の声です…。


狭いと言っても、日本はやはりこんなに違う…。






やすらわで

2013年07月19日 15時48分36秒 | 綴りごと
やすらわで 寝なましものを さよ更けて

かたぶくまでの 月をみしかな  


突然、思いだしてしまいました。


なにか、単純な事をしている時に

唐突に、思い出す事ってあるのですが…


奈良旅以降、日本史の初期の頃を読んで居たりするせいでしょうか…


昨夜も、ポワロを見ていたにもかかわらず

眠れず…


外を仰ぎ見たら、富士には沢山の灯り…

この時期は登山客、夜も登っているのでしょうか…


ますます目が冴えて

図書館で借りてきた本を読み始めました。


面白いけれど、脳が落ち着くせいでしょうか…

0時頃には眠りについたようです…。




日本史も、何か発見がある度、歴史は塗り替えられ

昔の話は今いずこ…?


やはり、新しい物を読み、頭の中も更新作業が必要なようです。


法隆寺は聖徳太子と推古天皇が建立した…と思って居ましたが

若草伽藍の発掘で、こちらが元々の「斑鳩寺」でこちらを建立したのではないか?と

研究が進んでいる由…


藤の木古墳にしても、箸墓古墳にしても

いずれ、解る時が来てまた日本史が塗り替えられていくのでしょうが…


そんなこんなを思って居ると、脳の大半は

かの時代に飛び…子供の頃からなんとなく遊んでいた「百人一首」の

断片が、ぴょこん!と飛び出してくるようですね。

*********

まぁ、あなたが来ると思ってずっと待っていましたのよ

来ないなら来ないと言ってくだされば、

こんなにまで寝ないで待つなんてことしなくても良かったのに

とうとう、明け方近くまで起きて待ってしまいましたわよ…


といった意味でしょうかしら。


当初は、何となく待つ女の悲哀…なんて思って居ましたが

以外と、これは「皮肉」かもしれませんよ。


好きだよ!好きだよ!と言われ

一日だって貴女と離れていられない気分だ。

あぁ、夜明けなんて来なければ、ずっと一緒に居られるのに!

なんて、言われていたに違いない「赤染衛門」ちゃん。


他の女性に通って行ったに違いない!と、心は穏やかではないし

それならそうで、私だって…ね!


なんて気持ちを込めて、作った歌じゃないかしら??なんて

個人的には思う訳です。


その後、この恋はどうなったのでしょうね?

私は…

いやいや、急な用事が出来てね、決してほかの女の所に行ったわけじゃないんだよ

誤解しないでおくれ、私の大事な人よ…

もう、夜明けまで待たせるなんてことしないよ、許しておくれよ…my honey


なんて言ったんじゃないかと…。


古今東西、「恋の道」は大変でございますね~。