小説『星守る犬』(原田マハ著)
今、西田敏行の主演で上映されている映画の小説版です
原作は、村上たかし氏のコミックということで、それを小説化したそうです
動物の出る映画は絶対に見ることができませんが、とても気になっていたので、大阪に経つ前に買いました。
そして到着前に少しだけ読んでみたら、4ページ進んで涙が出てきそうになったので、慌てて閉じました
車の中で見つかった白骨化した男性の遺体とその傍にあった同じく白骨化した犬の遺体。
男性は死後1年以上経過していて、犬の方は死後3ヶ月程度。
どうしてこのような経緯に至ったか、犬(ハッピー)の言葉で真実が明らかにされます
主人公は役所の福祉課で働く青年ですが、彼は過去に飼った犬を邪険に扱ってしまいます。
それを「少年とは残酷な生き物だ」と表現していますが、私も似たようなことを愛犬コロに対してしていました。
コロが遊びたい時に遊んでやらなかった時期があるのです
とても他人事とは思えませんでした。
犬を通して、本当の家族って何だろう?と問いかける作品です。
この本を読んで、私の気持ちも変わりました
クー太郎に対してはより愛おしく思い、そして、旦那に対しても最後まで面倒をみようという気持ちになりました。
家族は、永遠に、ずーっと一緒なのです