雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

有給休暇

2014-03-08 07:27:56 | 日記
 実は私の職場が来春より雇用主が変わるということでいったん3月に解雇という形をとることになったのです。その際、年休も繰り越し出来ません。4月からはまた年12日からのスタートになると言われました。
 つまり今月末までに年休消化せねば無くなっちゃうんですよね。

 でも、2人職場。仕事上来客があったり、打ち合わせがあったり、相方が子供が小さく年休が足りない状態になっていて私はなかなか取れないのです。

 そんな話をすると年休などそもそも取れない、流すのは当たり前、取れないものは買い上げてもらう等々いろんな話が出てきました。

 どうも、この田舎町では公務員以外は年休制度などあって無いようなのです。

 そもそも、労働条件等を知らない人も多いようです。

 ブラック企業が問題になっている背景には労働組合は悪だとか、古臭いだとかいうものがあり、組合離れが進んでいます。

 実は私は嫌々だったのですが、前職場で労働組合の役員をさせられていました。その時も若い人たちの組合離れがすでに深刻でした。

 今の職場に変わってから、気付いたことは皆さんが労働条件に詳しくないということでした。それは働く自分たちもですが、使用者側にも意識が乏しいと感じました。労働者が権利を主張しないのでそれでいいと思い込んでいるようなところもあるようです。

 小さい会社で労働者が権利ばかり主張したら会社が成り立たなくなってしまう…これは労使ともそういう思いがあるようです。

 でも、今の日本を見ればわかるとおり国は経済界と強く結びついており、国の多くのお金は一握りの人たちが握り、私たち末端の労働者にはほとんど払われない、いつの間にか私たちにはそれが当たり前と思わせているのです。

 労働組合は悪、これも経済界や企業者側には都合のよいこと。でも組合は学校や会社が教えてくれない労働者の権利を勉強するいい場所でした。弁護士さんの話を聞いたり、実際に困っている人たちを救うことをみんなで考えたり…。

 あ~、今になって労働組合が懐かしい。っていうか若い人たちに教えたい気分になります。

 とりあえず、あと20日で残りの年休消化ガンバロ~。