雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

照明の色。

2015-09-05 07:42:19 | 日記
 今回のリフォームでは今まであんまり考えていなかった照明もいろいろ調べていくうちに結構悩むことなってしまいました。

 とりあえず、キッチンをシステムキッチンにした~い、ということから始まったこのリフォームがどんどん深みにはまっていったわけで…。

 今は情報社会なので、先日も地元の大工さんの若と話していて、とにかくお客さんの方がいろいろ調べていて大工さんとしては以前のようにはやりにくくなってきたそうです。以前だったら、大工さんにおまかせという部分も、施主が細かく値段まで調べるそうなのでいい加減な仕事は出来ないということです。それから、まだまだ田舎の大工さんだと今時の家について勉強不足で、これからの若い世代のニーズに合わせられない大工が多いのも事実で、自分たちももっと勉強しなければならないと語ってくれました。

 大工さんは基本は技術ですが、センスも重要です。

 田舎はどこの家も間取りが同じで、作りも同じなんですよね。大体、大工さんは設計などなくて、頭の中で間取りが決まっていて家とはこういうものだと決めてかかっている感じがします。玄関はこうで、脇にトイレがあって、居間、座敷、台所・・・施主が決めるのは天井や床や壁の色くらい?

 市街地のおしゃれな宅地はここでは現実的ではなくそういう家に住みたければ市街地に出るという考えが主流です。

 よくよく考えればなんでそんなことになってんでしょうか。

 施主の年齢層が高いということもあると思います。施主自体が昔の感覚で家を考えていること。若い同居世代は親世代の意見を無視出来ないのでそこは田舎なのでということで諦めている感じです。

 でも、私は素直な気持ちで言えば、田舎にいても市街地のおしゃれな家に憧れます。

 それを、ここ(山間地)で建てても全然いいと思います。

 移住してくる人たちも何か勘違いをしています。移住=安い古民家暮らし。それが、すべてではないと思います。古民家も素敵です。でも、普通の感覚の人も普通におしゃれな家を建てて住んでもいいのです。

 寧ろ、市街地よりもいろんな面で制約がなくて自由な家が建てられると先ほどの大工さんも言ってました。自分なら市街地に家を建てないと。

 隣近所と接しなくてもいい山あいの地だからこそ自由に冒険した家が建てられるし、生活出来るということに気がついてくれれば。

 で、我が家の照明ですが、

 気が付いたら電球色になってました。今時って指定しないとこうなのかなあ、最初は暗いかなと思ってのですが、柔らかくて暖かい色が昼と夜をしっかり区別してくれて心地いいい空間を演出してくれてます。昔感覚で蛍光灯の色だったらまた違った感じになったでしょう。