雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

豪雨災害に遭う。

2016-08-25 06:40:10 | 日記
 普段は穏やかな山間のこの谷に23日未明から激しい雨が降り出しました。これは、台風9号の影響でした。3時ごろにはゴーッという激しい雨の音が続き、何となくこれはやばいな~と思いながら寝ていたのですが、なかなか眠れず…。携帯で時間を見ると3時半過ぎ。ダンナは、地元の消防団長でもあるし、地元建設業の役員でもあるので、作業服を着て起きていきました。

 4時前、私も起きてリビングへ行くとダンナが、携帯で話していました。消防本部から、地区内で浸水家屋が出たということでの出動要請でした。
 私が、窓の外のバラの庭を懐中電灯で照らすと、見えたのは水の流れる様子でした。うわっ!川になってる~。外に出たダンナが庭とは反対側にある車に乗ろうとでるとそっちも別方向から流れ込む水…。

 床下きてるかもしれないと言って出て行きました。

 私も、カサをさして懐中電灯を持って外へ出ると我が家の裏の用水が溢れ我が家のバラの庭になだれ込んでいます。反対側は県道側の水路が溢れて道路が川になって我が家に流れてきていました。我が家は一段低いところにあるので水が集まってきます。我が家の周りの側溝は溢れていました。メダカのプラケースが溢れて流れているんじゃないかと心配しましたが予想を超えた事態で、プラケースが水没しそうでした。まあ、4時半過ぎには雨がやや弱くなっていたので様子見にしました。

 4時半過ぎには、近所の人から区長と連絡が取れないと電話がありました。

 どの道、明るくならないと外には出られないし、危険だということで少し待つことにしました。

 5時になると私はカメラを持って外へ出ました。その時間には我が家の周りの水は引けていました。山を背にしている近所の家数件は裏山から滝のように落ちてくる水が水路などを塞いで家に水がくるのを防ぐために作業をしていました。

 さらに副区長と合流し、集落に入口の家に行くと道路に多量の泥が出ていて、用水路から激しい水しぶきが上がっていました。その先の県道は土砂崩れが起きていて大きな杉が倒れて道路を塞いでいました。その向うには巨大な落石が見えました。

 さらに、水田のほ場も冠水していました。田んぼからあふれ出した水が段々の下の田んぼへ滝のように落ちていました。農道も冠水しています。

 なぜか、水田のまわりにシラサギがたくさんいました。

 そして、6時前、呼び出されて地区の対策本部へ向かいました。

 災害対策本部には次々と情報が集まってくると根知谷全体が相当なダメージを受けた様子が見えてきました。

 あとは、ニュースや新聞報道のとおりなのですが、

 こんなに被害が出たのは何十年ぶりかだと思います。被害に遭われた皆さんには心よりお見舞い申し上げます。