雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

生き物を通して命を見つめる。

2018-01-22 06:42:01 | 日記
 先日、学校と生き物飼育について書かれているものを見たのですが、要するに学校の先生に生き物飼育や畑での野菜づくりなどの経験があまりないので生き物の飼育が学校では難しくなっているというような内容でした。

 確かに、今の小学生に限らず、私たちの世代でも身近な生き物の観察や、畑で野菜を作るという経験の無い人は大勢います。

 私は、どちらかというと勉強より、そういった生き物や、植物の成長過程を見るのが大好きでした。もちろん、今でも大好きです。植物は、種が芽生えて花が咲き実がなる過程を毎日眺めていました。

 生き物もいろんな生き物の観察をしているうちに命がどれほど尊いものか感じることが出来ました。

 命がどうやって生まれ育っていくのか、その過程を見て行くことはとても大切だと思っています。

 植物などは一年草を使えばでその一生を観察しやすいです。植物は種から芽生え、花を咲かせ、やがて実を付け枯れていくのですが、それを何度もみているうちに命の繋がりや連鎖が見えてくるのです。それが、生きるということ、次の世代に繋げていくということ、命は先祖代々から受け継がれているもので、自分だけで終わるものではなくその先の未来へつなげていくものだということがすごくわかります。この感覚が、子供達にわかれば、生き物飼育がただ、生き物に対する愛情を育むということだけでない、自分がこの世に生きている意味もわかるのではないかと思います。

 生き物飼育も生きること死ぬことを考える大切な経験となると思います。もちろん、学校が全てということ自体がおかしなことなので、家庭でも動物や植物と触れ合う機会をつくることが大切だと思います。

 死ぬからかわいそうとか、土なんか触ったことないなんていう大人の皆さん、是非、生き物と関わってみてください。