雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

時代のニーズを読む。

2019-04-05 07:10:40 | 日記
コンビニの24時間営業が問題になっています。

正直、私的には以前から24時間営業の必要性に疑問を抱いていました。そもそも私の住んでいるところにコンビニはありません。一番近くて車で10分ちょっと。車で出掛けるならわざわざお高いコンビニに行かなくても大型スーパーで買ってくれば済むことです。家には大きい冷蔵庫、冷凍庫があります。買い置きしておくことも可能です。どうしても夜中にコンビニへ行かなければならないことなど今までありませんでした。

無ければ無いでなんとでもなるのです。

コンビニが都会だけにあった頃と、田舎町でも何軒もある今の時代では条件が違ってきます。国道沿いなど24時間車が通るような店は営業出来るでしょうが、田舎では誰も歩いていないような真夜中の商店街にコンビニを開けておく必要があるのかなと疑問に思います。

昨今は、大量消費の時代ではありません。私たちも、消費社会に疑問を持ってます。物を作れば売れるという時代でもないです。

今の若い人は特に物を買いません。消費しないことは悪ではありません。要らないものは要らないのです。こうなれば消費で経済を支える社会をもう一度見直す必要がありそうです。

先日もテレビで中学生が、お小遣いは老後のために貯金していると言ってました。笑ってしまいましたが、それが現実。この国で生きていくにはお金が全てで、そのお金を大切に貯めて将来生活に困らないようにしたい。これが、今の若い世代の考え方なのでしょう。結婚して家庭を持てばお金がかかって生活が出来なくなる、そんなリスクは負いたくない。以前、結婚していない男性が私に話してくれましたが、私たち世代には理解出来ないことです。でも、それが現実です。

正直、今は満ち足りていて、若い世代が頑張って働くためのモチベーションをあげるのは難しいかもしれません。おそらく自分自身が社会で消費されるのも嫌でしょう。

そんな時代に、今までと同じ戦略で経済を回していけるか、難しい時代を迎えています。

でも、汗水流して死ぬほど働いてという時代をいい時代というのもどうかと思いますがね。