今回の公演は、
とにかく平均年齢がすごく高いのですが、
その中でも、群を抜いて高いのが、この方。
東山禮さん。通称、リーさん。
当年とって80歳

明治座アカデミーという学校のシニアクラスを、
昨年、卒業したばかりの新人さんです。
でも、大事にされるのが大嫌い。
特別扱いは絶対イヤ。
ピシッと立って、シャキシャキ歩いて、
とても80歳には見えません。
腕の包帯が痛々しいのですが、
その原因が、
「殺陣の稽古でひねったため」

というんですから、ハンパじゃありません。
シニアクラスでさえ、70歳が上限なのに、
なんと年齢を偽ってチャレンジしたのだそう。
それだけに、熱意も強く、
新人さんなので、今回のセリフはひと言だけですが、
毎日の稽古にちゃんと通ってこられます。
彼女がステキなのは、

絶対に年齢を言い訳にしないこと

やっぱり、きついこともあると思いますよ。
80歳なんだから。
でも、1本芯が通っているんです。
私なんか、年中「トシだわ~」なんて騒いでるのに。
いやはや、まだまだ若輩者です

精進します。
そして私も、ずっと頑張って、
80歳になってもなお、
芝居を続けられていたら・・・。
もう、もう、もう・・・、
何も言うことないな・・・



