望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

これって,人情喜劇?

2008-09-19 23:26:16 | 演劇・舞台・小劇場
この芝居の稽古が始まったのが、8月。
あの猛暑の最中に「冬物語 」!!

なんでじゃ??? 
あまりにオフシーズンではないか???

っていう、この疑問、
やっと解消しました~~~

「冬物語」だから、冬が舞台のお話だって思っちゃいますが、
そうじゃないんです!

もともと「冬物語 (The Winter's Tale)」という言葉は、
冬の夜、炉端で、
女たちが語って聞かせるおとぎ話のことだったのだそうで、

シェイクスピアは、
「このお話は、そんなおとぎ話なんですよ 
という意味で、この作品のタイトルを「冬物語」にしたらしいのです。

ふむふむ。なるほど。

実際、リアルに、21世紀の感覚で考えたら、
突っ込みどころ満載なんですよね、このストーリー 

でも、それでも「まあよし」と許される。
それが「おとぎ話」なんですね。


ハラハラ・ドキドキしながら、 
あとでほっこり、心があたたまるような、このお話。
確かに、おとぎ話にふさわしい物語です。

この「冬物語」、本当は、
「ロマンス劇」というジャンルに入るのだそうです。

ロマンス劇って何じゃ???
ハーレクインロマンス?
恋愛劇?

てなイメージがありますが、
そうじゃなくて、

ロマンス劇もまた、
おとぎ話のようなお芝居のこと
・・・なのだそうです。

ふうむ。なるほど。

でもね。
私は、もうひとつ、キャッチコピーを作っています。

 「シェイクスピア版・人情喜劇」

シェイクスピアの研究者には、
たぶん、怒られるだろうな~ 

でも、おとぎ話も、人情喜劇も、
観終わったあとで、心が温かくなる、でしょ?

チラシにあるコピーは、

  「生きていく、ということ」

そんな雰囲気のおとぎ話。

あたたかい、です 

自分でやっていても、気持ちがやさしくなります。
あとは・・・セリフ・・・だな 
  
コメント
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