今回は珍しく、お笑いネタではありません。
仙台の親しい方から、大きなキルトケットを頂いたんです。
ひと針ひと針、手作りのキルト。
「もっと早く仕上がる予定だったんだけど、
震災のあと、3ヶ月くらい、まったくできなくて。
やっぱり、幸せな気持ちじゃないと作れないんですよね」
仙台市の中心部だったので、ご家族も家も無事でしたが、
やはり、長い間、ライフラインの途絶えた日々。
最近になってやっと、また針を持って、
途中で止まっていたキルトを完成させてくださったようです。
あぁ、そうか・・・。
そうだよね。
<幸せな気持ちじゃないと作れない>
この言葉が、ストンと私の中に落ちました。
というのも、そのキルトが、不思議なキルトだったんです。
見ているだけで、すごく幸せな気分になれる、という。
技術とか、きれいとか、もちろんそれもある。
でも、そんなものを越えた、何かがある。
なぜか、幸せな気分になれる、不思議なキルト。
やっぱり、そうなんだ・・・。
無機質なモノであっても、それを作るときの気持ちで、
こんなにも、ただのモノが変わっていくんだ。
こんなに、見る人間の気持ちを変えてしまうんだ・・・。
幸せな気持ちを常にキープするのは至難の業だけど、
何かに向かおうとするとき、
この言葉を思い出せるといいな。
日常にまぎれて、どこかに放り出してある「幸せな気持ち」を、
ときどき「あれ? どこいった?」と探してみられたらいいな。
探せば、意外に近くに転がってるかもしれないものね。
当のキルト、事情があって全体はお見せできないのですが、
端っこだけ、チラッとお見せします


さっ、「幸せな気持ち」を引っ張り出してみるか!
よいしょっとぉ
