今日の午前中は、ぜんそくの検診で病院へ。
重い病気はやったことがないものの、
病院とは何かと縁が切れない人間なもので、
待ち時間は、つい、暇に任せて、
スタッフさんのチェックをしてしまいます。
といっても、
看護師さんにしても他のスタッフさんにしても、
皆さん、本当に献身的にフォローして下さる方ばっかりで、
これは真面目に、いつも心から感謝しています。
で、今日も今日とて待合室で、なんとなく、
動き回るスタッフさんを見ていると、
新人さんらしき男の子が、
なんか、無駄に行ったり来たりしながら、
一生懸命働いているんですね。
あ~、そういえば、
この前の救急搬送のときも、
こういう子がいたよなぁ。
と、思い出しました。
今となっては、かなり笑える話なんですが・・・、
実は、この前、救急搬送されたとき、
「大丈夫ですか?!」と、
一生懸命世話をしてくれた看護師さんが、
まさに「新人!」って男の子で。
お世話になってて言っちゃ悪いけど、
当たり外れで言えば、完全なハズレ(笑)
もちろん、七転八倒して救急病棟に運ばれているので、
そんなこと考える余裕もないんですが、
・・・聞こえて来ちゃったんですよね。
パーテーションの向こう側の会話が。
どうも先輩の女性の看護師さんが、
例の新人くんに、何か指示をしているらしい。
「え、僕がですか?」
「他に誰がやるのよ」
「えーーーーっ!」
「ほらっ!早くっ!」
痛みで苦しんでいるとはいえ、
そりゃぁ、気になりますよ。
やばいな~、あの新人くん、
もしかして、こっちに来る気かな~~
はい。
やっぱりやっぱり、現れました。
それも、よりにもよって点滴のセットを持って!
「えーーっとですね、これから点滴を・・・」
と緊張しながら、点滴のことをいろいろ説明。
いや、だけど、もうそれはいいから!
痛みで、ときどき意識が遠のきながらも、
気になるのは、私の血管のことで・・・。
実は、私の血管、
すごく奥に入っていて見つかりにくいんです。
だから血液検査の時なんかは、叩いたり動かしたりして、
できるだけ血管を浮き出させておくんですが、
こういう場合はそんな暇もなく、
そんな元気もあるワケなく・・・。
案の定、新人くん、血管が見つからない。
「じゃあ、この辺どうですか?」
と、思わず私が口を出すも、
「あー、そうですねー」
と言いつつ、どうも自信がないらしい。
まぁ、こちらとしても、
自信のないところにブスリとやられるのはたまらない。
さて、どうしたものか。
だけど、この点滴を打ってもらわないと、
この激痛は治まらない!
と・・・、
いろいろと見ていた彼の目が、
ピタリ、と手の甲に止まりました・・・。
やばい!
確かに、ここはしっかり浮き出している。
いや、それはそうなんだけどね。
それに、これまでも、
何度もここで点滴入れたことはあるんだけどね。
だからこそ言わせてもらうと、
ここって安定しないから、
下手な人にはやってもらいたくないのよね!!
と思っているうちに、
「ここにしましょう!」
うわぁ・・・、
だけど、血管探して見つからないよりマシか・・・。
こっちも苦しんでいるから、あんまり頭が回ってない。
かくして、手の甲にブスリ。
痛ったぁ・・・。
一瞬脇腹の激痛が消えるほどでした。
「それじゃあ、まず血液検査の方の血液を取りますね」
・・・って事は注射器の真ん中を替えるんだよね? うっひゃー
手の甲に針を刺したまま、
注射器の真ん中を抜いて新しいものに替える、
あの作業です。
そのたびに、針までが動くんだけど・・・
ていうか、君!
手が震えてない?
もしかして、私が栄えある初患者?
ああああ、きっとそうだわ~~
そのかわり、とっても親切で、一生懸命で、
点滴が始まってしまえば、もう直接の被害はないので、
あとは、大らかな気持ちで見ておりました。
ありがたいことに、針を抜くときは、
そばにいたベテランさんが抜いてくれて、
たぶん、彼もホッとしたと思います(笑)
今日は、私は点滴も注射もなかったので、
ワタワタしている彼の姿を気楽に見ていましたが、
今日のあの新人くんもまた、あんな感じでやるんだろうなぁ。
いやいや、誰でも最初は1年生。
仕方ないよね。
頑張ってね!
ただし、もう私はいらないからね。
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