はい。
久々のウラ話のスタートは、
<お客様には見えない苦労編>
と、してみました。
「お客様に苦労を見せないのは、
役者として当たり前だろうが!」
「そんな苦労を書いてどうする!」
なんて、厳しい役者さんからは怒られそうですが、
いやいや、そりゃあ、フツーの苦労なら書きません。
お客様には全く気づかれることのない、
ちょっと珍しい、
そして、
大変なんだけど、
でも、なんか笑っちゃう、
苦労話を、少々、バラしてみたいと思います。
もう5,6年、いや7,8年前かなぁ。
とある芝居で、
顔の美容スチーマーが登場したことがありました。
こういうヤツですね。
実際に舞台上で使うため、
稽古場にスチーマーを持ち込んで、
「どんな感じになるかなぁ」
「メイク、ダダ落ちだよね~」
「あーーー、そうだーー」
なんて話をしながら(使うのは私ではなかった)、
使う若い役者さんが顔を入れて、
スイッチオン!
・・・・・・・・。
・・・・?
・・・・・・?
「あれ・・・。スチーマーって、こんなに地味だっけ?」
そうなんです。
スチーマーって、
顔にボワーーっと湯気が出てくるような、
そんなイメージがあるじゃないですか。
でも実際にやっているのを、外から見てみると、
意外に見た目が地味なんです。
よく考えたら、そりゃそうですよね。
顔に使うものなんですから。
そんなにバコバコ出たら、
かえってお肌を傷つけちゃいます。
しかし、舞台じゃ、そうはいきません。
「これ、このまま使ったら、お客さんわかんないよね」
「今回の設定だと100%無理だよね。
毒ガスだもんね」
・・・って、意味不明ですよね~(笑)
<つづく>
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