3日前に、ファンキー傷病兵の話を書きましたが、
笑いを我慢して、
我慢しきれずに「ぶぶーーっ 」っと吹いて、
稽古場中が大笑いになる、ってことは、よくあります。
(私がまた、ゲラだし )
・・・あ、「ゲラ」とはすぐ笑っちゃう人間のことです。
まぁ、現場としては、よくないかもしれないけど、
適度な緊張緩和にもなって、
私、こういうときの稽古場の雰囲気、大好きなんです
でもね、
これも稽古場だから、のハナシ!
これが本番だったら・・・
これは本当に笑いごとでは済みません。
特に深刻なシーンだったりしたら、エライことです。
なのに・・・
今回、よりにもよって私が、
そんな場面に遭遇してしまいました
ラスト寸前、
年をとった尾崎が、黒田の家を訪ねてくるシーンです。
出ているのは、老人になった尾崎少尉と黒田大尉。
そして黒田の娘の昭子(私です)。
少し会話が続いた後、尾崎が言います。
尾崎「黒田大尉は、自決されますか?」
昭子「尾崎さん、なんてことを!」
最後の最後、
老人2人が今も持ち続ける思いが、
このセリフに表れます。
しかし娘の私にとっては、とんでもない言葉です。
ところで、私もこの芝居で初めて知ったのですが、
「大尉」のことを、
海軍では「たいい」ではなく、「だいい」と言ったのだそう。
つまり「黒田大尉」は「くろだだいい」と読みます。
尾崎少尉役の小池さん、
老人になっても、
朴訥で誠実な尾崎の雰囲気はそのままに、
その日も、このセリフを黒田にかけました。
「くろだだだいいは、自決されますか?」
・・・ん?
くろだだだ・・・?
多くないか??
あっ、とにかくセリフだっ!
「尾崎さん、なんてことを!」
(くろだだだ・・・だだだだ)
本当はその後、深刻な顔をして、
2人の話を聞かなきゃいけないのですが・・・、
じっと会話を聞けば聞くほど、
「くろだだだいい」がフィードバックしてきて、
その上、思わず、
稽古場での尾崎のファンキー傷病兵を思い出しちゃって、
なんて言ったらいいのか・・・。
体の中に笑いボールが飛び跳ねてて、
それを体を硬くして押さえている感じ?
ひとつ間違えると、
そのボールが口から飛び出しそうになる感じ?
いや、あの、どう表現したらいいのか
もうわかりません。
終演後、小池さんは、
黒田役の主宰にさんざん言われました。
「あのときの望子さんと僕の気持ちがどんなだったか!(笑)
もう勘弁してよ!」
はい。
その後は、普通に「くろだだいい」と言ってくれました。
なのに・・・そのセリフになるたびに、
どうしても「だだだ」が思い出されて
おかげで、私の次のセリフが、
妙にリアルだったかもしれません。
「尾崎さん、なんてことを!」・・・(笑)
写真は、若い日バージョンの黒田と尾崎。
この2人の、
44年を飛び越える早替えは見事でした
笑いを我慢して、
我慢しきれずに「ぶぶーーっ 」っと吹いて、
稽古場中が大笑いになる、ってことは、よくあります。
(私がまた、ゲラだし )
・・・あ、「ゲラ」とはすぐ笑っちゃう人間のことです。
まぁ、現場としては、よくないかもしれないけど、
適度な緊張緩和にもなって、
私、こういうときの稽古場の雰囲気、大好きなんです
でもね、
これも稽古場だから、のハナシ!
これが本番だったら・・・
これは本当に笑いごとでは済みません。
特に深刻なシーンだったりしたら、エライことです。
なのに・・・
今回、よりにもよって私が、
そんな場面に遭遇してしまいました
ラスト寸前、
年をとった尾崎が、黒田の家を訪ねてくるシーンです。
出ているのは、老人になった尾崎少尉と黒田大尉。
そして黒田の娘の昭子(私です)。
少し会話が続いた後、尾崎が言います。
尾崎「黒田大尉は、自決されますか?」
昭子「尾崎さん、なんてことを!」
最後の最後、
老人2人が今も持ち続ける思いが、
このセリフに表れます。
しかし娘の私にとっては、とんでもない言葉です。
ところで、私もこの芝居で初めて知ったのですが、
「大尉」のことを、
海軍では「たいい」ではなく、「だいい」と言ったのだそう。
つまり「黒田大尉」は「くろだだいい」と読みます。
尾崎少尉役の小池さん、
老人になっても、
朴訥で誠実な尾崎の雰囲気はそのままに、
その日も、このセリフを黒田にかけました。
「くろだだだいいは、自決されますか?」
・・・ん?
くろだだだ・・・?
多くないか??
あっ、とにかくセリフだっ!
「尾崎さん、なんてことを!」
(くろだだだ・・・だだだだ)
本当はその後、深刻な顔をして、
2人の話を聞かなきゃいけないのですが・・・、
じっと会話を聞けば聞くほど、
「くろだだだいい」がフィードバックしてきて、
その上、思わず、
稽古場での尾崎のファンキー傷病兵を思い出しちゃって、
なんて言ったらいいのか・・・。
体の中に笑いボールが飛び跳ねてて、
それを体を硬くして押さえている感じ?
ひとつ間違えると、
そのボールが口から飛び出しそうになる感じ?
いや、あの、どう表現したらいいのか
もうわかりません。
終演後、小池さんは、
黒田役の主宰にさんざん言われました。
「あのときの望子さんと僕の気持ちがどんなだったか!(笑)
もう勘弁してよ!」
はい。
その後は、普通に「くろだだいい」と言ってくれました。
なのに・・・そのセリフになるたびに、
どうしても「だだだ」が思い出されて
おかげで、私の次のセリフが、
妙にリアルだったかもしれません。
「尾崎さん、なんてことを!」・・・(笑)
写真は、若い日バージョンの黒田と尾崎。
この2人の、
44年を飛び越える早替えは見事でした
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