予告編やメイキング映像を見て、
どうしても観たいと思っていた映画『ある役者達の風景』。
封切りをずっと待っていながら初日には行けなくて、
やっと昨日観てきました。
(映画観たのって何年ぶりだろう?)
ずっと前の話ですが、
芝居が終わった後のロビーで、
お客様に私が、
「本番中も家族の食事作ってます」と言ったら、
「えっ、女優さんでも家事するんですか?」って驚かれて、
反対にこっちの方が、めちゃくちゃ驚いた!
いやいやいやいや、この映画の前半の世界が、
まさに我々小劇場の役者のリアルなんですよね。
「家事をする」なんて、そんな生易しいもんじゃない!
喫茶店での会話なんて、
ほぼまんまの会話をした記憶があるような(笑)
そんな状態だから、観る前から、
どうしても感情移入過多状態で。
純粋に映画を楽しめたかどうか、怪しい限りなんですが、
でもね、
最初から最後まで懸命に、
役者さん達を応援している自分がいました。
そして見終わった後、気がつけば、
ものすごく元気づけられている自分がいたんです。
ミーハーぶりを発揮して、
沖正人監督と主演の大谷亮介さんにサインをもらいました。
そのプログラムを見てみたら、なんと大谷さんと同い年!
そうかぁ。そうなんだなぁ。
「好きで歩いた一本道だ」なんて言えるほど、
私はちゃんと芝居をしてこなかったかもしれない。
でも同い年で、私もまだ役者をやっている。
公演のたびに「もう引退だ」「もう引退だ」と叫んでるけど、
ちょっと背中を押してもらえた気がします。
また、ワンシーンだけの友情出演で、
すごい役者さんたちが、たくさん!
私より年上の方も多くいらっしゃって、
色々な意味で、ものすごく大切なものをいただけた気がします。
そして・・・、
やっぱり私はラストシーンが好きかな。
これ以上はネタバレなので言えませんが、
この映画、一切舞台を観たことのない方に、
感想を聞いてみたい気がします。
でもやっぱり、
舞台役者には圧倒的にオススメです(笑)
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