望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

「ウラ話というほどではない、今回の芝居の話」のつづき

2011-01-11 12:13:45 | 舞台・ウラ話
 
本番前には必ず、
「お願いっ! あと1週間、ちょうだいっ!」
って状態になるものなんですが、

ぶっちゃけ、
芝居の全体像が見えてくるのって、
本番寸前なんですね。


台本を読んだ時からイメージはしているものの、
やっぱりね~、

みんなが自分の役に入っていかないと、
ストーリー以上のものは見えてこないんです。


稽古を重ねて、みんなが自分の役を掴みはじめて、

それを見極めたところで、
 最終的な演出が決まってきて、

そのあたりから、
 もわもわと全体像が立ちあがってきます。


これがねぇ。
芝居なんて、形のないものなのに、
ちゃんと立ちあがってくるものでして、

ヘンな言い方ですが、
そうなって初めて、
「あ~、この芝居はこういう芝居なんだ」って、
わかってきて、


ここでやっと、
自分のやるべきことがクリアーになってくるんですね。

あ、このあたり、誤解されると恐いんですが、
それまでもちゃんと形にはなってるんですよ!

ただ完成形として立ちあがってくるのが、
ギリギリになる、ということです。


しかし、哀しいかな、時すでに遅く、

そうなった時には、

本番が目前ーーーーーー

「あーーーーー、お願いっ、あと1週間ーーー


・・・と相成ります 


だから全体像を少しでも早くつかもうと、
みんな、あがき続けるんですが・・・、



あのね。


再演はね、

そこが最初から、つかめてるワケです

1回、本番まで行ってますから。



もちろん、役作りなどは、またゼロから始めますが、
この「つかみ感」(そんな言葉あるか?)は大きいんです。

全体像が見えてから、稽古がスタートする。
・・・これが嬉しいっ 

台詞だって、ゼロから覚えるわけでないから、
圧倒的に楽 



それも、あと1ヶ月もあるじゃん 

ちょっとぉ、もう、どうするのよぉ 

わっくわく。


これでテンションが上がらないワケがないっ 


ただ・・・、


こういう意気込みって、


しばしば、
とんでもないコトになることもあって・・・。

   (つづく)

<稽古風景>
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