望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

2010-05-27 17:15:28 | 舞台・ウラ話
長かった公演ウラ話も、そろそろ最後。
いちおう、明日で締めようと思っています。

なので、
って、理由にはならないけど 

ちょっとだけ、語らせて下さい。



私ね、楽屋の床が好きなんです。

あ、稽古場の床も好きですが、
やっぱり楽屋ですね。


特に今回の「劇」小劇場は、
イマドキ珍しく、
板の間に座布団を敷いて座る楽屋。

椅子の楽屋と違って、
すぐ目の前に床があります。



私ね~、よく、
この床を撫でたり、さすったりするんです。

あ~、私、今、楽屋にいるんだ。
芝居してるんだ、って。

うれしいなぁ、ありがたいなぁ、って。



それなりに長く芝居をやっていると、
つい日常になっちゃうんですよね。

それで文句も多くなったりして。

でも、楽屋の床を撫でると、
そんな自分がピュアになれる気がします。



やっぱりね。
いくら大好きな芝居をしていても、
何かとストレスがたまることもあります。

楽屋に入ってからも、イライラを引きずって、
最悪の精神状態になることもあります。



でもね。
そんなときに、
こりゃヤバい、って気がついて、


・・・床を撫でるんです。


イライラが落ち着いて、
感謝がわきあがってきます。


あ~~、私、何やってたんだろう。

これから舞台に上がれるんだよ。
今、楽屋にいるんだよ。


イライラがなんだ!
ストレスがなんだ!

・・・って。


私が単純なのかもしれないけど、
こうやって、撫でているうちに、
イラついた心が、元ある場所に戻ってくれます。




あ・・・、

それから、誤解のないようにひと言!

土足の楽屋の場合は、
自分の鏡前の台を撫でたり、
鏡を撫でたりしています。

土足の床は、撫でません。
甲子園の土とは違うので 

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