望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

朗読劇・ちょっとだけウラ話・その4

2024-08-07 15:17:44 | 舞台・ウラ話

 

昔話の方が長くなっちゃいましたが、
今回の朗読劇の話もちょこっと書かせて頂きます。

今回の朗読劇はですね、
私にとってかなり画期的なことがありました。

なんと!この私が!
老眼鏡をかけずに台本が読めた!

舞台で老眼鏡をかけずに済んだ!

これ、普通ではあり得ない話です。

例の11年前の朗読劇の時なんか、
もう、何度も何度も拡大コピーして、

我が家のプリンターじゃ追い付かず、
コンビニに通って拡大して、
My台本を作り上げて、

それでも長い語りの時は老眼鏡をかけました。
(10歳以上若かったのに!)


それなのに、今回は、ら・が・ん~~
うれしい~~


ま、理由は実にシンプルで、

字がバカでかかった、からなんです。

見て下さい!

普通の台本の文字と今回の台本の文字の違い!

 

新聞と比べるとよくわかりますが、
台本自体も大きい!



いつも以上に大きくしたとの事なので、
多分私のため、かと。
ありがたすぎる

もうさすがにこれなら楽勝!
ってことで、最初から老眼鏡なし。

動きがないため、初稽古から、
ノンストップの通し稽古に突入です!


(よっしゃぁ、頑張るぞ!)

意気揚々と台本を開いて、


  ・・・・・・・

    ・・・・・・・

 あん??


  なぜだ??

字がぼやけてる

こんなデカ字がはっきり見えない


ちょっと、え? どうしたのよ


ひとしきりアセったものの、
原因はすぐわかりました。


そうか!

パッカーンと明るいライトの下なら楽勝でも、

朗読劇も普通のお芝居と同じで、
シーンによってどんどん明かりが変化します。

ちょっと暗くなると、
えっと、今どこ読んでるんだ??状態に


いやいやいやいや、
これはかなりマズいでしょ。


そんな危なっかしい状態で本番は迎えられない。

よし、次回までにもっと大きな字で書き直そう。

拡大コピーしてもいいな。

そんなことを頭の片隅で考えながら、
なんとか無事に読み終えて、



でも一応、その状況を演出家に報告しました。

「だったら、手元明かりをつけますか?」
と演出のぐりむさん。

「あ、いやいや、そんなことで、
明かりの感じが変わるのは申し訳ない!」

「でも・・・」

「自分で対処します!」

「いやいや、それよりも見えないのが困るから」

「いや、大丈夫ですっ!」

って、これ、もしかして年寄りが意地張るパターン?


(しょーがねーなー)と、
照明さんが思ってくれたのかどうなのか、

それ以降、私の台詞の一瞬前から、
ふわっと明かりを上げてくれて、

その優しさで無事読めるようになりました。


隣にいた、けぴちゃん(藍澤慶子ちゃん)までが、
照明が暗くなると
「望子さん大丈夫かなぁ」と心配してくれていたとか。

ご、ごめんね、みんな
そして、ありがとうーー!


 (つづく)

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