望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

稽古場ウラ話・・婆さん???!!!

2011-04-13 22:27:31 | 演劇・舞台・小劇場

台本が完成して、
今、細やかに、ワンシーンごとの立ち稽古が進んでいます。


そして・・・、

今回も「婆さん」と呼ばれることが何回もあります。


最近はもう、何も感じませんが、

これね~、
最初に読んだ時は、かなり引っかかりました。


台詞とはいえ、あんまり「婆さん」を連呼されると、
なんとなく不愉快になって、だんだんハラが立ってくるんです。

「将門」の時もさんざん「婆さん」って言われて、
もうほとんど一生分言われたつもりだったのに、

またかいっ、って。



これは、お年頃なんでしょうね 

まったく無関係な時は平気なのに、
決して遠くない未来に「婆さん」になる人間は、
「婆さん」という言葉に過剰反応しちゃうんですよ。

ほら、若い時、初めて「おばさん!」って呼ばれた、
あのショックというか、

言ったヤツを「殺したろか!」とまで思う(おいおい)、
あの気持と同じなんです!


こういうのは感情だから、どう言ったってダメなんですよね。

大人げないのは重々承知ですっ。


ってことで、最初に読み稽古した時の帰り道。

仲のいいよっしー(吉田匡孝さん)に、
感情の赴くまま喋っちゃいました。

「だいたいさぁ、なんで、私が婆さんなのよ。
 さすがに婆さんには見えないでしょ。
 どーたらこーたら、ぶつぶつ、グチグチ」

「まぁ、時代が幕末ですからね」

なんて、吉田さんも、当たり障りなくおさめてくれて、
(あまり関わり合わないようにしていた?)


私は私で、あとから、
(うわ、大人げないことを言っちゃったなぁ
と恥ずかしく思ってたんです。



まぁ、それもすっかり落ち着いて、

言ったことすら忘れていた、次の稽古で、

主宰が、年齢の説明をしてくれました。

「女郎たちは17、8だからね。
 お袖はしたたかだけど、11とか12だよ。
 で、望子さんのお伝は、30代後半ですから」

で、みんなの、
「おーーーっ」
という声にかぶせて、主宰が続けました。
 
「そうなんですよ。
 このころの『婆さん』って、30代だったんですよ」


ははは、そうよね~
いや、ホントに、お恥ずかしい。


でも・・・、その後も、

妙に主宰が、
「婆さん」に過剰に気を遣ってくれるような・・・。


「『婆さん』をそんなに大きな声で言わなくていい。
 怒られるぞ!」

「婆さんじゃないのに婆さんって呼ばれるから、
 お伝は文句を言っているわけで」


・・・ん?


なんで?


なんかあったの?


・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・


あーーーーーーっ、




よっしー、チクったなーーーーーーっ!!!




もう~~~、恥ずかしでしょっ



あ~~、

何でもすぐ、ぱーぱー喋っちゃうクセ、
いい加減に直さなきゃ~~~。

これで、どんだけ失敗してるかわかんないものなぁ



 稽古場にて 

殺陣の稽古。
手前の2人が、主宰(佐藤さん)と吉田さんです。





       

オフィスパラノイア公演「人斬りの恋」
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