役の人物に近づくために、
言葉や見た目を、それらしくするって、
いかにも表面だけのように思われますが、
これ、決してそうじゃないんです。
もちろん、それっぽい衣裳を着るとか、
本物に近い小道具を使うとかは、
舞台効果として、絶対に必要なものですが、
でも、それだけじゃ、ないんです。
<たたずまい>
この、わかったようでわからない、
つかみどころのないものを表すのは、
本当に難しいんですね。
なんとなく醸し出される雰囲気が、
戦後間もない時代に感じられるか。
その時代の人間に見えるか。
これはもう、
一朝一夕にできるものじゃありません。
じゃぁ、どうすればいいのか?
・・・ったって、どーしよーもない(笑)
いや、ホントに、
正解もなけりゃ、王道もないんです。
そりゃぁね、素晴らしい名優だったら、
きっとすぐにでも作りだせるんでしょうが、
我々なんかが、
マネできる話じゃありません。
だから・・・、
思いつくことを、何でも、
できることは、何でも、
とにかくやってみる!
その延長線上に、
衣装だとか小道具があるんですね。
・・・って、本当に、
最近、話がマジメすぎ!
どうした、私?!
ま、とにかく、早い話が、
立ち稽古開始と共に、
衣裳は? 小道具は?
って話が出始めます。
今回は、女子はほとんどが、
モンペと着物がらみ。
昔だったら、モンペなんて、
どこで探そう?
作るしかないか?
と頭を抱えていたでしょうが、
今はネットのおかげで、
本当に楽になりました。
とはいえ、ネットで見つけても、
それで終わりじゃありません。
昔の形に直したり、つぎを当てたり、
汚しをかけたり、
「らしく」作りかえる必要があります。
たとえば私のモンペ。
最初に買ったのが、この柄。
到着して着てみると、
予想以上に明るかったので、
早速、「汚し」の作業を開始!
・・・したのですが、
コイツがまた、
想定外の難物で・・・
(つづく)
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