望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

8歳のベテラン俳優

2008-09-10 11:20:39 | 演劇・舞台・小劇場
この前は80歳の新人女優をご紹介しましたが、
今日は8歳のプロ俳優が登場です。

新井雄貴君

先日子役のオーディションが行なわれ、
見事、合格した男の子です。

8歳といっても、あなどるなかれ。
なんと明治座を初めとして、数々の大劇場に出演、
大きなTVCMにも登場している、
れっきとしたプロなんです     

それだけに、稽古に参加した初日から、
完全にセリフを覚えていて、
演出家の要求にも的確に応え、
見ていた大人たちを青ざめさせました 

でもね。
彼の存在は、もっともっと大きなものを、
大人ばかりの稽古場に運んでくれたんです。

それは・・・、 

  彼の可愛らしさ

 その場が急にハピーになるんです 

ハピーなシーンが、心底ハピーになるんです 

これだけは、どんな名優が作ろうと思っても、
きっと作れないだろうな~、と思います。

もちろん、彼のキャラクターによるものでしょうけど、
いわゆる「お芝居のウソ」が消えてしまうんですね。

芝居の世界では、
「子供と動物にはかなわない」と言われますが、
確かにその通り。

今、みんなが雄貴君にメロメロです~
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がっくり。

2008-09-08 23:47:12 | 演劇・舞台・小劇場
 
あーあ。
自分が情けない。
今日の稽古はボロボロだった 

なぜ、こんなにセリフが出ないんだっ 
そろそろ言い訳なんて通用しなくなるぞっ 

今回、演出家が本当に信頼してくださっています。
ありがたすぎるほどの評価を頂いています 

それで・・・これかいっ 
自分が許せんっ 

もう一回、仕切り直しです。
まだ時間はあるんだ。

さぁっ、また頑張るぞ 
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衣装合わせ

2008-09-07 02:27:51 | 演劇・舞台・小劇場

今日は稽古の前に、第一回目の衣装合わせ。

 
帽子、ネクタイ、小道具なども選んで、
まずはそれぞれの役のイメージの、
方向性を探ります。 


今回は古典的な衣裳ではなく、
象徴的な感じの衣裳になりそうです。 

私の衣裳はまだ未定。
でも、演出家のイメージはわかりました。
ふううむ。
こんな感じの女にしたいんだな、って 


しかし、どちらにしても、

暑そうだ・・・

これでライトに当たったら・・・
う、う、う、う、
  かなりきついぞ  

メイク、汗で落ちないようにしなきゃ~
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80歳の新人女優

2008-09-05 09:43:38 | 演劇・舞台・小劇場

今回の公演は、
とにかく平均年齢がすごく高いのですが、
その中でも、群を抜いて高いのが、この方。

東山禮さん。通称、リーさん。
当年とって80歳

明治座アカデミーという学校のシニアクラスを、
昨年、卒業したばかりの新人さんです。

でも、大事にされるのが大嫌い。
特別扱いは絶対イヤ。
ピシッと立って、シャキシャキ歩いて、
とても80歳には見えません。


腕の包帯が痛々しいのですが、
その原因が、
「殺陣の稽古でひねったため」 
というんですから、ハンパじゃありません。

シニアクラスでさえ、70歳が上限なのに、
なんと年齢を偽ってチャレンジしたのだそう。

それだけに、熱意も強く、
新人さんなので、今回のセリフはひと言だけですが、
毎日の稽古にちゃんと通ってこられます。


彼女がステキなのは、
絶対に年齢を言い訳にしないこと 

やっぱり、きついこともあると思いますよ。
80歳なんだから。
でも、1本芯が通っているんです。

私なんか、年中「トシだわ~」なんて騒いでるのに。
いやはや、まだまだ若輩者です 
精進します。

そして私も、ずっと頑張って、
 80歳になってもなお、
   芝居を続けられていたら・・・。

もう、もう、もう・・・、 

  何も言うことないな・・・
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や、ば、い、、、、

2008-09-02 23:57:15 | 演劇・舞台・小劇場
さぁーーて、
「冬物語」の稽古が、
  ついに 立ち稽古に入りましたーー

け、けっこう、みんな、
  ホン(台本)を離しています  

つまり、セリフをもう覚えてしまっているワケで 

私、かなり遅れています 

ただっ(ここを強調!)演出が、
「セリフはまだ覚えなくてもいいから、
場を感じて」という人なので、ちょっと安心。

なのですが・・・
 
 それよりも、

   はい、それよりも、

     もっとヤバイことがあるんです 


立ち稽古というからには、

 「これまでは椅子に座って、
   落ち着いて読んでいたセリフを、
     とにかく動きながら喋らねば」
  
なりません。  
    
その途端 
急にロレツが回らなくなるんですねぇ 

動きやら、場の空気やら、
そんなことにも神経を使うためで、
動き始めた時期には、よくあることなのですが・・・。

・・・今回は、
    それだけじゃ、
       ないんです・・・
 
今回の私のセリフ、かなり多いです。
かるく1ページくらいは、
「立て板に水」の勢いで、一気に喋らねばなりません。

な上に、
このセリフがまた、ややっこーーしーーの何のって 

まあ一回、ためしに読んでみてくださいませ。

【例1】
「今のお喜びのさまたげともなりかねません」

「今のオトトこみの(魚じゃないって)
  サバたげとも(また魚かいっ) 
   なびかね・・・、
    う~~、がお~~(意味不明の咆哮)」

なーんてことになります。

【例2】
「それで陛下のご安眠をさまたげているご気分を洗い清め」

「そでで陛下のご安ビンをたばたげているご気分をアタイきよべ」
  ・・・アタイ、きよべーって名のオカマなの・・・

じゃないでしょーー!!

今回、キャリアの浅い人たちも多いので、
ホントはお手本にならなきゃいけないのに~~~。

それどころか!
私の役、カッコいいのに~~~

なんでこう、わざわざヤヤコシくするのよっ 
(ただ今、逆ギレ中)
コメント (2)
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