行燈徒然日記

雑多に色々と・・・ 読んでもつまらんよ!

2023年GWハワイ旅行記(マウイ)その10 愛しのラハイナ

2023年08月11日 | 2023年GWハワイ旅行記


前回はナピリ・カイ・ビーチ・リゾートのシーハウスさんで朝食を戴いた
所までを書きました。そしてその後一度アコモに引き返してから、この日
は再び出かけました。前日からの懸案である土産のTシャツを買う為です。

向かった先は、ハワイ王朝の古都でもあるノスタルジックな街「ラハイナ
」です。思えば私が初めてラハイナを訪れたのは1988年の冬、オアフ島か
らの一日観光ツアーでした。その後マウイ島を旅する毎に必ず訪れる、
大好きな街であります。


といつもの様に旅行記を始めるつもりで、写真の選択等数日前より取り掛
かっておったのです。

ところが一作日、仕事帰の電車内でSNSを開くと飛び込んで来たのは「今 
マウイオーシャンセンターからカアナパリ方面に向かっているのですが、
ビタ止まり(大渋滞)で車が動きません。一体何が起こっているのでしょ
うか!ご存じでしたら教えて下さい」と言うマウイ島を旅行されている方
からのFB投稿でした。


その方のスレッドを読み進むうちに、マウイ島で広範囲の山火事が起きて
いる事を知りました。一夜明け職場の昼休み中に「ラハイナ全焼」と言う
ニュースが次々に飛び込んで参ります。本当に耳と目を疑う事ばかりの
情報でありました。


初めはマサカと思いました、少々尾ひれのついたニュースであのラハイナ
が消えてしまうハズは無いと思っていたのです。しかし時間が経につれ
残念ながらそれらは、現実に起きている事と認識致しました。

フロントストリートは空爆を受けた後の様に瓦礫の山で、パイオニアイン
は焼け落ち、バニアンツリーまで無残な姿になりました。ラハイナだけで
無く、マウイ島の各所でまだ火災は続いているようであります。
私が4度滞在したキヘイでも火の手が上がっていると聞きました。実は
キヘイには、昔仕事でお世話になったクムフラのご一家がおられます。
旧職の元同僚に連絡した処、ご一家は無事と確認できたので胸をなでおろ
しましたが、マウイの火災はまだまだ予断を許さぬ様であります。そして
被害に遭われた方々の心中を思うと言葉も出て参りません。
どうかこれ以上被害が拡大せずに、この火災が鎮火する事を祈るばかり
です。

さて本当に残念でなりませんが、あの素敵なラハイナの街はもうありませ
ん。今後復興が進むと思いますが、元のラハイナには戻らないのです。

今回の旅行記は4月29日にラハイナを訪れた時の写真を、いつもより多く
使い進めて参ります。、皆さまと共にラハイナの街を懐かしみそしてマウ
イ島をはじめコノ火災で被害にあったハワイの復興を願いたいと思います。

冒頭長くなりましたが、旅行記をはじめます。
ラハイナへ行く時にいつも頭を悩ますのが、パーキングであります。フロ
ントストリート沿いのパーキングスペースは空いていた試しがありません。
パブリックのパーキングも満車状態ですから、有料覚悟でアウトレット・
オブ・マウイのパーキングに車を入れました。しかしご覧ください↓


なんとアウトレット・オブ・マウイの駐車場が無料開放になっておりまし
た。しかも駐車場はガラガラ(驚)
少し前のラハイナならば、考えられない事であります。
やはりコロナの影響なのでしょうね。客足が戻るまでは未だ時間が掛かる
のかもしれません。


とかなんとか言いながら、こちらのアウトレットでGAPの50%オフのTシャ
ツを購入しました。(24.99$が12.5$)勿論お土産のTシャツとは別物です。

さて5年ぶりにラハイナフロントストリートに出てみました。まづ最初に我
が目にとまったのは、ラハイナの沖に停泊する大型客船でした。


その客船から小型ボートで、乗船客が次々にラハイナの小さな桟橋に渡っ
て来てました。


この豪華客船はクアンタム・オブ・ザ・シーズと言う船で、この前日4/28
にオアフ島を出てラハイナ2泊、その後コナで1泊して最後にバンクーバー
に向かう10泊11日のワンウエイ航路だったようです。因みに全長348メート
ル、乗客定員4180人との事でした。なんで不便なラハイナ沖で乗客を降ろ
して居たのかと言うと、カフルイ港にプライド・オブ・アメリカが停泊
(翌日カフルイで確認しました)していた為と思われます。


さてフロントストリートをぶらぶら歩くと、それだけで心が躍ります。
この時はマサカもう二度とこの経験が出来なくなるとは、思ってもおりま
せんでした。


歴史ある街の歴史ある建物たちが、過ぎ去った時間・時代を懐かしむ昔話
をしている様です。


ラハイナはアートの街でもあります、多くのギャラリーが素敵な作品を飾
り世界各地からのお客様の目を楽しませてくれています。


2023年の4月も終わろうとしているこの時、ラハイナの街は熱かったです。
ハワイ語で「残酷な太陽」と言う意味の名を持つラハイナの街は、4月で
も酷暑と言える暑さでした。


フロントストリートから2から3ブロック奥に
住むロコの方々は、この暑さの為昼間は殆ど外出致しません。夕方5時過ぎ
太陽が西に傾く事になってやっと、外に出て来ます。


この残酷な太陽は、時として山火事をもたらす要因になるかも知れませんね。


さて懸案のお土産Tシャツですが、数件のお店を廻り私のイチ推し「パイ
ナポー柄」Tシャツを前日のカアフマヌセンターに続き再び見つけましたが、
またまたアッサリ却下せれてしまったのです。これぞマウイ島のお土産
にピッタリの爽やかで、マウイらしい柄の素敵なTシャツだったのに残念
でなりません。(涙)私にとっては残酷な太陽以上に、残酷な仕打ちで
御座います(笑)


結局 お土産のTシャツは我が意見の採用は無く、そう全く無くフロント
ストリート沿いの「マウイ・パラダイス・ラハイナさん」で購入しまし
た。


↓ギャップで買ったTシャツとお土産Tシャツ


目的のギフトをゲットしたので、ラハイナの街を少し歩いて見る事に
致しました。


皆さまご存じラハイナのシンボル「パイオニアイン」です。
1901年に建てられたホテルで捕鯨で栄えた時代の雰囲気を残す貴重
な建造物でもあります。しかし今回の火災で焼失致しました。幾多の旅
人の想い出を育んだ歴史的ホテルでしたが残念であります。


ラハイナのもう一つのシンボル、バニアンツリーです。ラハイナの街の
中心広場にそびえる皆さまご存じの巨大な木です。実はコノ木は1873年
にキリスト教布教50周年を記念して植えらました。高さ約18メートル、
面積約8000平方メートルにもなる巨木で、ラハイナの歴史の多くを見て
来た生き字引であります。週末にはフリーマーケットやアート展示など
が開催され、街の憩いの場としても親しまれて参りました。
朝夕には小鳥たちのさえずりが聴こえ、そして彼の作り出す木陰は人々に
安らぎを与え、残酷な太陽から人々や鳥たちを守って参りました。

そんなシンボルツリーも炎に焼かれ、変わり果てた姿となったようです。
しかし1本の木から16本の幹を造った素晴らしい生命力を持つこちらの
バニアンツリーの事です。きっと命を繋ぎ再び復活してくれる事を信じ
ております。


毎年10月に開催されるラハイナのハロウィンの祭りは有名で、「太平洋
のメカド」と呼ばれているそうですが、残念ながら今年の開催は厳しい
と思われます。仮装した人々が町中を練り歩き、音楽やダンスなどの
パフォーマンスを楽しめる。ラハイナのハロウィンが早期に復活する事
を祈ります。


さて今回の火災で街の80%が灰となったラハイですが、いつか再び美し
い街となって復活してくれると信じております。

「ひとつのドアが閉まったときには、また別のドアが開く」
『ドン・キホーテ』の著者であるミゲル・デ・セルバンテスさんの言葉
ですが、再びラハイナの地に開くドアは魅力的で人々を感動させるソレ
であって欲しいと願っております。

私の大好きな、ハワイアンシンガー、北田朋子さんのラハイナルナです。
リンクを貼らせて頂きました。動画は音がでます。
【Lahaina Luna ラハイナルナ】歌詞付き ウクレレ 弾き語り ハワイアン


ハワイ州観光局さんからメール頂きました。

マウイ島西部の山火事救援金、日本円で受付を開始しました。↓





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コメント (6)
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