前回のブログでラハイナのバニアンツリーについて、「1本の木から16本の幹を造った生命力を持つバニアンツリーの事です。きっと命を繋ぎ再び復活してくれると信じている」と書きました。なんと一昨日の報道で「まだこの木は生きている可能性がある」と聞きました。それが本当ならば、こんな嬉しい事はありません。
どうか、150年を超えた命を繋ぎ留めて欲しいものです。
そのバニアンの話しからですが現地時間2023年4月29日、この数ヶ月後に訪れる悲劇など気配すら感じさせない、長閑な午前11時のラハイナタウン。
我が家はバニアンの木の下におりました。よく繁った枝葉を縫う木漏れ日と、巨木の屋根の下を抜ける優しい風に癒されておったのです。
そろそろラハイナを引き上げようと腰を上げたその時に、何気に見上げたバニアンツリーに赤い実が実っておりました。
よく見るとコーヒーの実を思わせる、大きさと形でした。
この実が美味しいかどうかは、別にしてバニアンはイチジクの仲間なので実は食べられます。(キッパリ)
ただし、生のままでは酸味が強くてあまり美味しくないと聞きました。本来バニアンの実は小さくて緑色です。しかし熟すと赤や紫に変わるんです。だからこの時私が見たのは熟した実のようです。
バニアンの実を食べるには、まずよく水洗いして皮をむくのです。
(皮からは白い乳液が出ますからご注意を・・・)
実の中から小さな種が多く出て来ます。この種も一緒に召し上がれるので、捨てないでくださいね。
先程も言いましたが酸味が強いので、砂糖やハチミツなどで甘味を加えると美味しくなります。水と砂糖とレモン汁を加えて煮詰めると、ジャムにもなります。(美味しいかどうかは、調理次第)
それから実を乾燥させて、お茶やスパイスとして使うこともできます。乾燥させた実は香ばしくて甘い香りがする様で、マニアには人気が有るようですよ。
さてバニアンの実の話でまた横道にそれましたが、ラハイナのバニアンツリーは逞しく生きて参りました。
どうか命を繋ぎ留め復興と言う名の実をつけて欲しいと思って
おります。
しかしハワイ大学の拡張森林監督官であるJ.B.フライデー氏は、現地の画像を見て、「この樹が生き残っているとは考えにくい。周囲の建物は焼け崩れており、炎は高温だったと推察される」と述べてもいます。
でも私としては、生きていて欲しい!
それがたとえどんな形でも、生きていてさえくれればそれでイイ
事実ラハイナ・リストレーション財団の幹部の方は、「炎を受
けた樹木でも、生存可能な部分があれば、生き残れる可能性があり、幹から1本か2本の生存可能な枝があり、それらが焼けすぎ
ていなければ、樹木の気根システムが再生を促す可能性がある。」とおっしゃっています。
もしこの木が生きていれば、そして新たな葉を付ければ、それはきっと被災者の方の大きな心の支えとなると思います。
素晴らしい復興シンボルとして、バニアンツリーの生存を望みます。
さて再び車中の人となり、ラハイナのフロントストリートを南下します、ラハイナ浄土院さんへ行く為です。
私の強い思い込みで、フロントストリートを進めば浄土院さんへ到着すると思ってました。しかし残念ながら道に迷ってしまい、いつの間にかHonoapiilani Hwyに出てしましました。
その為この日は浄土院さんに寄らず、ラハイナを後にして昼飯喰いにアコモに戻りました。
次回はラハイナゲートウェイ方面で、お薬のあれこれを買ったお話を致します。
私の大好きな、ハワイアン歌手、北田朋子さんのラハイナルナです。
リンクを貼らせて頂きました。動画は音がでます。
【Lahaina Luna ラハイナルナ】歌詞付き ウクレレ 弾き語り ハワイアン
ハワイ州観光局さんからメール頂きました。
マウイ島西部の山火事救援金、日本円で受付を開始しました。↓