日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

認知力の根っこが育ってる!

2019-07-07 12:02:00 | 発達応援
今日も晴れ!本当に⁉︎週間天気予報が嬉しいくらいはずれてます!
昨日は算数の教室の日でした。
 
いつものように、数の合成の復習をプリントでして、それが終わって次に行こうとすると質問が出ました。
 
「ねぇ、こっちからは上からで、こっちからはしたからだよね。なんで?」
 
どういうことかというと、問題を上から順番に解くときは、「上から」だし、下から解くと「下から」というのは、どうして?ということのようでした。
 
 
算数とは関係のない問いですが、おおおおお!キターッ!と思わず私は心の中でバンザイやらガッツポーズをしました。
 
というのも、これまでこのお子さんは自分が座っているときは「前、後ろ」の概念がしっかりありましたが、仰向けに寝転がって目の前に広がる天井も「前」と答えていました。でも、立っていて空を見上げるときは「ねー、上見て」と空を指差している。
 
要するに、言葉と状態があまり結びついていなくて、そのときそのとき、思いついた方を言っている感じのお子さんでした。
 
でも、昨日は疑問に思ったようで、「どうしてこのときは、こうが上から?」とその法則性を不思議に思ったようでした。
 
その子とプリントと位置関係から、「上から、下から」があるよね、というような話をすると、「じゃあ、こうなら、こっちが上からってなるんだね!」とプリントを横にして⇅を書き込んでいました。
 
 
これまで、頭の中でぼんやりと、なんとなく「どうして?」と思っていたことを、自力で方向性と向きについて掴み取った瞬間の顔は満遍の笑みと自信にあふれた表情でした。
 
これから、上下と思っていたことが左右と呼ばれる場面に遭遇しても、きっとパニックになるのではなく、「おやおやおや?左右って言ったぞ」と自分の中で溜めていって「なぜ?」と発露する場面がくることでしょう。
 
ゆっくりと着実に、物事を見る認知の羅針盤を育みつつあるお子さん。その認知の芽が芽吹き、揺るがない大木になるようにお手伝いができればなぁ、と思うことでした。
コメント
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